のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

朱鞠内400レポート 前半

こっそりと6/2 朱鞠内ブルベ400kmに参加。

今回のテーマは・・・

チキチキ!ぶらり廃線跡途中下車の旅

虫シャワーと極寒の向こうに天国を見た


コースは滝川から朱鞠内~美深までR275を一路ひた走り、
美深からは道道を折り返し地点の歌登町まで、往復400kmの道のりです。

無補給区間が100km続いたり(人家が少なくコンビニがない!)、
美深からはブヨの大群が出るとか、夜間は気温が0度近くまで下がるとか、
いろいろとアブナイ前情報を得ての参加でした。
(実は一番アブナイのは参加者だというオチです。)

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出走前のスタート地点、滝川は快晴!
この週末は道内どこもよく晴れて、絶好のツーリング日和だったことでしょう。
これからの写真でわかるように終日、雲がひとっつもありませんでした。
北海道ブルベは毎度おなじみの顔ぶれ・・・変態さ・・・いや、よくも物好きな人たちが集まったものだ。

毎回出走前に思うことですが
俺は今なにやってんだろう
という後悔の念が物凄い勢いで襲ってくるのがこのスタート前のひととき。
やめるなら今だ
そうこうしてるうちに朝8時出発。あぁぁぁあ・・・。

滝川から雨竜町を経て沼田町までは、
南風を受けて時速40km弱のペースで高速列車が運行されておりました。
道の両脇に目をやると、田んぼの水に青空と暑寒別岳が反射していかにも涼しげ。
追い風なもんで、まだ風景を楽しむ余裕があります。

深川から標高275mの幌加内峠を超えていよいよ幌加内の市内へ。
ここらでもう一人旅が始まってます。いつも通りのことです。
季節によっては一面真っ白なソバの花が大パノラマでお出迎えしてくれるのでしょうが、
今は荒耕しが済んだばかりのようで、見渡す限り土の色。

ここらはかつて国道に沿って深名線が通っていたところでもあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%90%8D%E7%B7%9A
現存する駅舎は倉庫などとして再利用されています。
制限時間がありますから、いつものように迷ってタイムロスをするわけにはいきません。
事前に地図を見て大体の位置を頭にしっかり叩き込み、万全の態勢で臨みます。
駅舎はどれも非常に分かりやすい場所ばかりだったのが幸いでした。

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鷹泊駅跡 汽笛が聞こえてきそーですねぇ。
BGMは"Once upon a Time in the West" ウエスタンのテーマ

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役割を終えた駅名表示板

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駅前のメインストリートを歩く猫

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第三雨竜橋梁

・・・とまあ、こんな感じで国道沿いに廃線があるわけです。
他にも橋脚が残っていたりと、(;゚∀゚)=3 ムッハーな気分です。

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道の駅ほろかないのくま笹ソフト。生き返る~
ここまでで93km、ぼちぼち疲れが見え始めるころ。
精神面でもかなり打ちのめされています。

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添牛内駅

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日本最寒の地・母子里(もしり)を超えて美深峠へ
峠の前にある微妙なアップダウンでかなりやられる。

美深の街中を越えたあとは車もたまにしか通らないような道を進みます。
ここも美幸線という鉄道が通っていたそうで、道脇に遺構を見ることができます。

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道路ひとりじめ!

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そばを流れるニウプ川。
ブヨは、水がきれいなところにしか出ないそうで、
いつ虫シャワーが来るのか戦々恐々でした。

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手前の橋脚はおそらく旧道のもので、奥のが美幸線でしょうか・・・

折り返し地点まであと30kmというところで、400kmのトップ集団とすれ違いました。
AJ北海道名物、魔人さん列車です。
人数は4人、速いですね~。ほんとに同じ人間なのか・・・ OTL

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歌登町立大曲小中学校(昭和51年廃校)?
だいぶ日が傾いてきました。

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午後7時前、折り返し地点のかみとくツーリストに到着!
AJ北海道名物のシェフS氏によるスープカレーが振舞われました。
大変ありがたいことです。
コンビニ飯に飽きた身に染み渡ります。
ここまでで片道200km、約11時間かかっています。
やはり体力不足は否めません・・・。
まだ6月なもんで、長距離に体が慣れていないのでしょう。
慣れてても400kmはツライのに。
しばらく椅子に座ってウトウトしているうちに、とっぷり日も暮れてしまいました。
このまま朝まで眠っていたい欲望を抑えながら・・・。


チキチキ!漕いでも漕いでも進まないナイトラン編へつづく