のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

朱鞠内400レポート 後半

チキチキ!漕いでも漕いでも進まないナイトラン編


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折り返し地点のかみとくツーリストキャンプ場。
ウトウトしていて気がついたらもう8時でした。
制限時間まであと15時間、まあ、楽勝楽勝・・・

スタッフの人たちの
2人までなら車で乗せていけますよ~
という悪魔の囁きを振り払いながら、
用意した防寒用の長袖ジャージ・シューズカバー・レッグウォーマーを装備し、防寒対策も万全。
メンバーはブルベ常連のK父さん、Y本さんと僕の3人、
日が落ちてすっかり気温の下がった山中を美深に向けて出発です。

危惧していた虫シャワーは、虫さんが低温のため活動を停止しているとのことで、
幸運にも回避できました。

走り出しがとにかく寒い寒い。歯の根が合いません。
下りでもペダルを回してないと冷えてしまいます。
さすがに朝から10時間も自転車に乗っていると、集中力も体力も消耗してきて、
ひとつのピークを迎えます。それがだいたいこの200km地点くらい。
ところが夜間走行を続けてるうちになぜか楽しくなってきちゃうんですねこれが。
いわゆるハイってやつでしょうかね。空元気ともいいますね。
やったことがある人にしかわかりませんが、
夜っぴいて長距離を走るというのは、けっこう病み付きになる感覚なんです。
昼間とは町の表情がぜんぜん違うのも面白い。

1時間ほどでたどり着いた仁宇布の町で、
たまたま居合わせた喫茶店のお姉さんにお店の中に入れていただき、しばらく暖をとりました。

こっから美深のチェックポイントまではずーっと下りで楽ちんです。
町中に近づくにつれて気温も上がり、だいぶ快適になってきます。
コンビニで味噌ラーメンを食って、峠越えに備えます。

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電光掲示板の表示は気温6度でした。
思ったよりも冷えてない。つくづく今回は運が良い。
寒すぎれば当然大変ですし、かといって気温が下がらないと虫シャワー、
これぐらいの気温が丁度いいのかも。

さて、何度かこのブログでも取り上げたCREE採用のライト L2Dを今回は実戦投入したわけですが、
美深の下りも恐怖感を抱くことは一切ありませんでした。
自分の前の道路がブアッと明るくなり、安心感が抜群です。
といっても夜間走行中、使ったのはホンの数十分程度、それも下りの区間だけです。

通常の道路ではDOP-011SL(MG)を使用していました。
DOP-011SLはハブライトホルダーに取り付け、地面と平行に照らすことによって照射範囲が広がり、
また遠くの反射板なんかもバッチリ認識できます。

メーターは見てませんでしたがほぼ無風の下りでブレーキはかけませんでしたから、
たぶん時速45km~50kmくらいは出ていたんではないかと思います。
とうとうキャットアイのHL-500IIは御役御免となりました。

美深峠から幌加内の道の駅までは、峠の下りを除いてホンの25kmくらいの距離のはずが、
この区間がほんとに長かった。
漕げども漕げども目的地につきません。
感覚的には、もう5kmは走ったかな?と思っていても、看板を見るとまだ2kmしか進んでいなかったり。
あの小刻みな看板はやめてほしいです。だいぶやる気が殺がれます。
霧も出てきて、時間と足の感覚がおかしくなっていたのかも。
そういえば去年の狩勝400kmでも、富良野あたりから芦別までが非常に長く感じました。
そのときも霧が出ていて、なんだか不思議な空間に迷い込んでしまった感覚を覚えました。

ようやく幌加内の道の駅についたときには午前3時ごろ、
辺りはうっすらと明るくなり始めていて、これまた幻想的な雰囲気、
スタッフのS氏からあったかいお茶を頂き、しばしの休憩。
さらに畳み掛けるように毛布のプレゼント。これには抗えない・・・。
ウトウトしていて気がついたら朝の5時まで寝ちゃってました。
だいぶ疲れていたんだなぁ・・・。K父さんもY本さんも毛布に包まれて気持ち良さそうに眠ってました。
”誰かもうリタイアするって言い出さないかなぁ・・・”とか思ってたのは秘密です。
それだけ今回はヤラレてました。

去年の狩勝400kmは9月だったですから、それだけ体も慣れていたのでしょう。
今回はシーズンが始まってまだ2月とたっておらず、ロングライドに対応しきれておらず、
かなりガス欠状態でした。

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幻想的~。
もっと時間があれば、探索できたんですけどね。
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雨竜付近。二日目もピーカンです。
道端で休憩してるとそのまま寝てしまいそうなくらいです。ていうか寝たい。
はやく家帰って銭湯の薬湯に浸かってリラックスしたい。ああ~

そんなこんなで午前10:10 ゴール到着、制限時間の50分前でした。
いちおう3人で諸手を上げて笑顔のゴール。いえーい。

でも、もうやらねぇぞ・・・。もう懲り懲りだ。

しかし二晩も経つと、また走りたくなってくる麻薬性の強さ。
俺の体はどうなっちゃったの ((((;゚Д゚)))) ガクガクブルブル

これがブルベなんですねェ・・・。
一歩足を踏み入れたが最後ですよ。

さあ、みなさんもブルベにレッツトライ!
北海道のだだっ広い大地と満点の星空が待ってます。


走行距離 408km
平均時速 23km