のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

青森ツーリング 一日目 秋田上陸~五所川原 5/28

待ちに待った初夏の東北ツーリングだよ!
この日のためにお小遣いと休みを溜めて、つまらない日常に耐えてきたのだ。

行く寸前までメッシュジャケットを着ていくか、
3シーズンジャケットにするか、非常に迷った。
去年の6月の仙台ツーリングのときはメッシュでちょうどよかったから。
しかし今回の行き先は仙台ではなく秋田~青森の北東北なので、
3シーズンにすることにした。結果としてはよかったかなと。

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行きはお安い新日本海フェリーの和室で秋田まで。
帰りは特に計画しておらず、大間でも青森でも八戸でも、
適当なところから天候次第、気分次第で帰ろうかなと。

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フェリーターミナルで腹ごしらえ。無難な豚丼

もうフェリー乗船も慣れたもんである。
タラップで滑るんでないか、という恐怖感もほぼ無いが、
これから始まる旅への高揚感だけは抑えようがない。


~~メシも食ったので船内では寝るだけ~~


一夜明けて。朝の秋田港はそこそこ晴れの模様。
さっそく朝飯を食うべく、うどん自販機へと向かう。
フェリーターミナルすぐそばの佐原商店は、残念ながら閉店してしまった。
うどんの自販機はポートタワー・セリオンに移転されたが、
残念ながら24時間稼働ではなくなってしまっている。

というわけで秋田港から北上し、男鹿水産へと向かう。
国道沿いとかの分かりやすい場所ではなく少し漁港へ入ったところで、
いま一度位置を確認すべく、男鹿の駅前にバイクを止めて地図を確認し、
ふたたび発進しようとしたそのとき…。


あっ。

バイク傾いた。

あっあっあっ。


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あ~。

やっちゃったー。今年初ゴケ。
縁石に足が挟まれそうになって危なかった。車体にダメージはなく、
チョイと小指を擦りむいたぐらいで済んだのが不幸中の幸い。

(このときフンヌッとバイクを引き起こしたせいで数日背筋の筋肉痛に悩まされた)

上陸30分で転倒という、なんとも幸先の悪いスタートとなったが、
気を引き締めていきまっしょい。

目指す男鹿水産は男鹿駅から目と鼻の先。

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あったあった、ありました。
うどんとそば両方とも在庫がありますあります。
硬貨を入れ、ニキシー管のカウントダウンを待つ。

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ほぅうめぇ。
日差しも強まってきて、汗だくだぁ。

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漁港がすぐ目の前。

天気もいいから、男鹿半島をぐるっと回って海岸線を青森へ北上するよ。

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松の植わってるあたりがやっぱり東北なんだよね。
異国に来てるなとまず実感するのがこの植生の違いから。


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はー。見晴らし最高。
しかし久々に来るせいか高度感で金玉がキューッとなる。
北海道の日本海側の、雄冬辺りの「うわここ高ぇなぁ…」
って感じのカーブが連続しているイメージ。

入道崎できりたんぽ串を食べて一休み。
土産物店のなまはげ人形は相変わらず、同じフレーズを叫び続けているようだ。
「ヴォー、ヴォー、なまはげだー」

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男鹿を過ぎるとだいぶ雲が広がってきた。
今にも雨が降りそうな、やな感じ。

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海岸線を辿っていると、はまなす画廊という看板があったので立ち寄ってみた。
岸壁に市民がペイントをしたものらしい。
完全著作権無視のこの大らかさよ。
天気が良ければさぞ映えただろうになぁ。

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能代から先、国道101号線をひたすら北上する。
ここは鉄道マニア垂涎(とマップルに書いてある)の五能線が平行して走っている。
たしかに列車に揺られて眺めるにはとても良さそうである。

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せっかくなので無人駅に立ち寄ってみる。
田んぼの中にポツンとあるそこそこ立派な待合室。
これ、駅寝にいいんじゃないか?と思っていると、

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ですよねー。今の時代、排除というか、
こうして予防線を張られるのも仕方ないよね。
何かあれば管理者の責任が問われてしまうから。

さて北上すっか。


十二湖という看板を見かけて立ち寄ってみる。
駐車場は有料でバイクは100円。

北海道では美瑛町の青い池というのが有名だけど、
ここのは青池。

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確かに青いわぁ。引き込まれるような青さ。
さすがこっちが本家なだけある。
周りの観光客はみんな自撮りに夢中。

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青森県に入ると、ところどころ「ゆとりの駐車帯」というのが設けられていて、
広い駐車スペースとセットでトイレと東屋があり、
バイクで休憩するのにちょうどいい。
これはとてもありがたかった。

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深浦町の猿神鼻岩洞門、いい雰囲気。

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同じく深浦町千畳敷、体が持ってかれそうなほど風が強い。

快適な道で名所だらけだけど、天気がいまいちなのが残念だなぁ。

と思ってたら、鰺ヶ沢町を過ぎたあたりで空がいい感じに。

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今までの海岸線とはうって変わって辺りは一面のたんぼ。
遠くに岩木山がくっきりはっきり見えて、自然と足が止まるんだなぁ。

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道路が狭くなって喜ぶのは道民くらいのものだろう。

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ああ狭い!!すばらしい!

ほどなくして五所川原市の、芦野公園オートキャンプ場へ到着。
ここは無料のキャンプ場だが炊事場もトイレもしっかりしており、
何より車両を横付けできるのが嬉しい。
難点を言えば洋式便所がないことだけ。

すでに先客のライダーが二人いたが一言も交わさず。
孤独を愛するライダー同士、お互いわきまえたものである。

この界隈は文豪・太宰治の生誕地らしく、
それにちなんだ観光スポットもいくつかあるらしい。

コンビニで買い物を済ましたところで、踏切に捕まる。
いい感じのワンマン列車がすぐそばの芦野公園駅から発進するところだった。
慌ててスマホのカメラに収めようとするも…。

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ああっ手ブレ。

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ああっ。

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列車が通り過ぎたあと。
ここは国道339号線の夕暮れの踏切。

このあとキャンプ場そばの食堂で食事をし、
老人福祉センターの温泉に浸かった。
地元の老人同士の会話は、まったく聞き取れなかった。

遠くでたまに聞こえる列車のレール音と、蛙の鳴き声を耳にしながら、
一日目は終了。


つづく