のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

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青森ツーリング 二日目 竜飛崎を一日がかり 5/29

一夜明けて、今日は津軽半島をぐるっと、竜飛崎まで行くつもり。
ついでに五所川原市内も観光できたらいいなー。

朝6時ごろ出発、と、その前に便意が…。

キャンプ場近くの芦野公園に洋式トイレがあって助かったぜ。

用を足したあとにちょっと公園付近を散策。

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うわーなんか可愛らしい駅名標がある。

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こちらは現役の駅舎に並んだ旧駅舎、を利用した喫茶店みたいだ。
春は公園内の桜が咲き誇り、さながら桜のトンネルになるようだ。
本当はその時期に来たかったんだけど…。

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公園内には小さな動物園があり、ウサギや烏骨鶏に混じって、ヒグマまで。

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この日は澄み渡った晴天で、遠くの岩木山もよく見える。

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高いところからもよく見える。
(唐川城跡展望台よりの眺め)
岩木山のふもとに見えるのは十三湖、昨日行ったのは十二湖。
ちょうど名産のしじみ獲り漁船が出発していくところだった。

ここは津軽安藤氏の居城であったとか。
東北の歴史には疎いのでよくわからない。
というか自分の歴史の知識って時代小説から得たものしかないから、
かなり偏ってるんだよなぁ。

(ちなみにここに至るまで別の城址のベンチで昼寝をこいた)

小泊ってとこのダム公園がキャンプ場になっているのでそこを見物しつつ…。

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海側の国道とは別に、山側にも竜飛崎へと通じる道がある模様。
でも今回は普通に国道を行くよ。

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こうして見ると、景色は北海道の海岸線とあまり変わらないような気もする。
海を隔ててるとはいえ距離的にはそれほどでもないから、そんなもんか。
道路脇にクマ笹も目立つようになってくるし。

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国道沿い、竜泊ラインにある七ツ滝という名所。

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滝を上から眺めようと思ってすぐ脇の林道を上ってみた。
この左手に滝がある。
落差があるから派手な滝に見えるけど、流れそのものは小さなものだった。
思いがけず、こうした風景に出会えるのも、
どこにでも気軽に入っていけるセローちゃんならではなんだよね。

快適な竜泊ライン、しかし平日のためか行き交うライダーはほぼいない。

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つづら折のカーブをひたすら上り続けて、

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ピークの展望台へとついた。
眼下に竜飛崎と、松前半島が見える。
ふもとからピークまでの平均斜度は7%を超える、
バイクやクルマですらうなりを上げて走るような坂を、
ひとりのチャリダーが上っていたのにはびっくりした。
でも、ここを自転車で上りきったなら、感動は大きいだろうなぁ。

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とうちゃこ~。
さすがにここは観光バスや、観光客が多かった。

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岬の突端は自衛隊のレーダー基地があり立ち入ることはできない。

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そして有名な階段国道へと立ち寄る。
存在自体は知っていたけど、ここに来るまですっかり忘れていた。

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ちょうど中間点あたりにあったスタンプをちゃっかり押す。
ここには小中学校があったらしい。

いったん下ってまた上る。
はたから見るとバカみたいだ。

岬の食堂で昼飯を済ませる。
客は自分以外誰も居ない。平日だしな。

竜飛崎を後にして、三厩(みんまや)という集落へ。

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途中に魅力的な、旧道らしきトンネルがいくつかあった。

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昼飯直後は眠くなる。
三厩義経海浜公園のベンチで少し横になる。
キャンプ情報サイトでは、こちらは非常に快適なキャンプ場だとのことだったが、
あちこちに「キャンプ禁止」の張り紙があった。

広い平坦地に立派なトイレ、目の前には美しい砂浜。
利用者のマナーが悪かったのか、財政難か、
どちらにしてもキャンプ禁止は残念だなぁ。

さて、ここ三厩は、義経北行伝説の残るところ(らしい)。

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その名もずばり「義経寺」。
義経は平泉で死んでおらず、逃れ逃れてここから蝦夷地に渡ったとか。
まえに岩手に行ったときもそういう伝説の地をいくつか見て歩いたっけ。

駐車場にはタチの悪いカラスがいるので訪れる際は注意してください。
(見物している間にバッグの中をほじられたり、
直接ちょっかいを出されたりした)

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駐車場で日向ぼっこしてたねこ。
お前らも見てたんなら止めてくれたっていいべなぁ~。
これ以上近づこうとしたら露骨に警戒しだしたのでここまで。
世界ネコ歩きみたいにうまくはいかないね。


三厩を後にして、国道沿いにトンネル広場みたいな看板があって、
そういや今別町って新幹線の駅があるんだっけ?と思い、Uターンして立ち寄る。

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ほんと偶然にちょうどはやぶさが通るところだったので展望台の上からパチリ。
電信柱が被っているけど、撮り鉄じゃないから気にしないのだ。
一緒に見てたおばちゃんと「運が良かったね~」
「見れた見れた」などと言葉を交わした。

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石崎という集落にさしかかると、遠くに異様な存在感を放つ建造物が見えてきた。
立坑とも違うようだ。

ちょこっと荒れた斜面を上って近くまで行くと…。

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で、でかい。そり立つ壁のような存在感。
風力発電の風車なども大きいけれども、
この、のっぺりしたコンクリートの威圧感。
これは足元に立ってみないと分からない。たまらねぇ…。
足元にあった、やや新し目の銘板によると、無線の中継所らしいね。
いやーいいもん見れた。眼福眼福。

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津軽半島の東側は、漁村を迂回するようにバイパスが通っているっぽい。
でも、こっちの道のほうがどう考えても魅力的。

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ちょっと脇道にそれてみて、輝く田んぼを眺める。
っていうかもう夕方か。
五所川原市の金木から竜飛崎を回るだけで、丸一日が過ぎてしまったぞ。
距離にしたら150キロくらいだし、初めての場所だしこんなものか。

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この日も同じキャンプ場で一泊。

この日は昨日入った温泉が休みのため、
バイクで10分ほどのやや離れた温泉に浸かった。

天気予報では三日後あたりから雨が降り出すらしい。
どうしようかな、あと何日いようかな…。


つづく