のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

狩勝ブルベ400km その3

さらに続き

上士幌の折り返し地点についたのが午後6時前。
体をあっためるためにコンビニでカレーうどんを食し、
ウインドブレーカーを羽織って夜間走行に出発!

上士幌-瓜幕までは快調だったのですが・・・
そこから鹿追までの10キロ弱が微妙な下りになってて、これが冷える冷える!
一気に体の芯まで冷えてしまい痺れが出てくる始末。
少しでも体を暖めようと、思いっきりギアを軽くして足だけ猛烈に回転させても、
動いてるのは下半身だけ、心拍数は上がらず、風を受ける上半身は寒いまま。
へたに速度を上げると、受ける風も強まってさらに寒くなるという悪循環で、
もうたまらず鹿追の道の駅で休憩を取り、コンビニで肉まんとコーヒーを買って回復。
いや~助かった。ホント、生き返りました。

ここで持ってきたウェア類を全部着込む。
上は半袖アンダー、半袖ジャージ、アームウォーマー、長袖ジャージ、ウインドブレーカーの4枚重ね。
下は膝上レーパン、レッグウォーマー+ニーウォーマーの重ね履き、ハーフパンツ。
さらに真冬に使っているネオプレーンの手袋も装着。
かなりの重装備でこれで十分かと思われましたが・・・

きちんと着込んだおかげでここから先しばらくは寒さに悩まされることもなく、
順調に進んでいく。
というか自分でも気持ち悪いくらい足が回っている。もう250km地点なのに、なぜ?
第四PCを過ぎて、いよいよ今回の山場ともいうべき狩勝峠へ。
イメージ 1
一合目、リスの看板がお出迎え~

なんかしらんけどここでも物凄く順調なペースで、さほど苦労もなく上り終えてしまった。
いったい俺の肉体はどうなっちゃったんだ!と一人でビビってました。
多分、単独夜間走行でテンションが上がって、最高にハイな状態になってたんでしょうね。
夜の峠で、体から湯気を出しながら自転車漕いでるような人間ですもん。
脳内物質を分泌しないと体が持たないと、脳が判断したんでしょう。

そして下り。
上に四枚着こんでるのに寒い!凍えそうに寒い!!
意識飛ぶかと思うくらい。おそらく気温は10度弱程度かな?
気温マイナス15度の中をスパイクタイヤで走ったことはあったが、
それはあくまで20キロかそこらでの話。今回は速度が違う。
そのため体感温度もぜんぜん違います。
自販機を見つけるたびにコーヒーやお茶を飲み、冷え冷え→回復を数度繰り返す。
こりゃー体に悪いです。
600km組はもっと気温の下がるところを走っているのだから、大丈夫かなぁと色々心配してしまいました。

それにしても星がきれいでした。もう満天の星空。
何度も上を眺めて、ライトを消して見入っちゃったりして。
たまに茂みがガサガサッと動いて、たぶん鹿でもいたんでしょう。
・・・苫小牧ブルベのときの喜茂別での犬アタックを思い出して、
びびって猛ダッシュしたのはここだけの秘密です。
キタキツネも3匹ほど見たし、足元をネズミみたいなのがチョロチョロしてたし。

このへんにくると普通に独り言が出るようになります。
"うあ~星がきれいだぁ!!"とか
"あと120キロかぁ!!"とか
危ないですね。

狩勝峠を越えればあとはもう100kmかそこらなので、大分気が楽になります。
樹海峠も同様に苦労せず上りきり、あとは平坦な道をひた走るだけ!

ここらへんから恐れていた霧が出始め、川沿いや湖畔など、
場所によってはかなり視界が悪くなるところも。
このためここに来てかなりのペースダウンを余儀なくされました。
イメージ 2
夜の街は幻想的で良かったですねぇ

ようやく最終PCの南富良野のコンビニに着き、
ここでもコーヒーと、ホッカイロを購入。
ラスト70km、時間にして3時間ほどか?
足にはぜんぜん来ていないので、あとは精神力の問題。
もう無言でペダルを漕ぎます。

そして午前4:40ゴール。最後の20kmが長いこと!
タイムは20時間40分でした。20時間を切れなくて残念。
寒さにめげて足を止めることが多々あったのが響いたかも。
とにかく無事に完走できて良かったです。

次回、総括