BRM920 恵庭600km レポー･･･ト？

コースは恵庭～追分～穂別～日高～トマム～新得～池田～豊頃～大樹～
浦河～鵡川～恵庭の600km。
ぜんぜん走ってないけど装備などの準備は万端、の、はずでした。

早朝はだいぶ冷え込んでいましたが、スタート前になって日が高くなり、気温もぐんぐん上昇。
いやー1000kmのときの曇天とは大違いですねえ！
天気は最高ですねえ！とかいいながら、ブリーフィング。
この分だと絶好のブルベ日和だべ、と思ってました。
いつもどおり、期待と興奮と不安と、疑問（俺はナニやってんだべ･･･）が入り混じった複雑な感情の中、スタート。

んがしかし。第一PCの追分（31km）を過ぎた辺りから、どーも腰の塩梅がよくない。
久々に自転車に跨ったので体がびっくりしたのか？
ハンドルも上げて、サドルも下げてみる。でもいまいち･･･。
ここらへんでいきなり志が低くなって、まあ痛みが激しくなったら、途中で帰ればいいやと。
どうせなら新得そばを食べたいから、200km地点までは頑張ってみよう。
で、リタイアして輪行して帰ればいいやと思ってました。
どうしても、そばを食べたかったんです。
今まで食べはぐってばかりでしたので。
そばそばそば。モチベーションを維持するために頭の中で念仏のように･･･。

穂別の田園風景。

やがて、違和感が痛みに変わり、痛みが耐えられなくなって、ところどころで一休みしながら進む。
こりゃヤバイかなと。腰がいでしていでして。どもならん。
膝の痛みなら、騙し騙し進んで行くこともできるけど、腰は座っているだけでもつらい。
今までこんな変な痛み方はしたことはなかったし、
ヒルクライムで踏ん張りすぎて痛くなるということはあったけど、一休みすればすぐに治っていた。

第二PCの穂別（84km）に到着して、まだ腰の痛みは治まらない。

ここで、心がポッキリ折れました。

新得まで行くにしても120km、峠を越えて6時間の道のりは長い。
それにきっと、走っている間も楽しくないだろう。
というわけで、リタイアを決意しました。

このときスタッフのmutoさんから、走る格好のスタッフとして同行すれば、
アレもコレも食べられますよ･･･なんて悪魔の囁きを受けたのですが。
さすがにそれはマズイだろうということで辞退。

あとは穂別から夕張を回って、千歳にいる家族の車で札幌まで送ってもらいました。

リタイアを決めた瞬間、多少の後ろめたさもありましたが、
肩にのしかかっていた、｢ブルベ｣という名の怨霊のような重いものが、
スウッとどこかに消えうせたような、もっと言えば、憑き物が取れたような･･･身軽な気分も味わいました。
何だろうな、これは･･･。楽しむために乗っているのか、苦しむために乗っているのか。
う～ん。
まっ、しばらくサイクリングを楽しんでいれば体が喜びを思い出すのでしょうけど。
ここのところしばらく、そういう走り方をしていなかったので。

ほかの皆さんは満喫されただろうか。

しかし、そば食べたかったなあ。そればっかりです。

走行距離　160kmちょい

最後に皆さんの自転車などを。