BRM1012 長万部400km リタイア記

またまたリタイア記になっちゃいました。

スタート地点の長万部公園のバンガローで前泊＆前夜祭。

前夜祭開始早々、「明日は走らないぞ！」みたいな雄たけびが聞こえてきました。
雨の中のバーベキュー、ほたて、タラバ、毛ガニ、そして白老牛･･･（生まれて初めてこんな高級肉食べました！）

夜も深まるにつれ、周りの人たちが次々と壊れていく中で、僕だけが一人、醒めていた･･･（飲めないので）。
こりゃ明日はリタイア続出かあ？とほくそ笑んでいたのですが。そうではなかった。

以上で今回のブルベ終了。ここからは、オマケ走行記です。

今回の走行会のコースです。
http://aj-hokkaido.sakura.ne.jp/index.php?fn=3&&bn=805
海岸線を行ったりきたりの、道南八の字コース。

さて昨晩の雨はどこへやらで、すっきりと晴れ渡った青空が見えます。
しかし風速12mの予報が出ていて風は強いらしい。

スタートして15分くらいは先頭集団についていったけど、やっぱりつらい。無理無理。

最初の峠に差し掛かる直前にこの風車の群れを見てしまい、一気にやる気↓↓。
つーかこの時点で風強いです！上り坂から吹き降ろしてくる。
そして腰が痛い。
腰に負担をかけないように走ると、5km/h切る勢いでした。
下りは下りでこれまた突風が吹いてて怖いし。

PC1のみなとまーれ寿都到着。峠を下り切ってからここまでは、追い風だったんです。
しばらく折り返した後に同方向へ進むわけで、つまりは･･･。

特攻野郎Kチームで日本海の荒波＆暴風に立ち向かう。
ここから1時間半ほど、時速20kmが精一杯の強風の中を列車を作ってしのいでいきます。
つーか、列車の後ろにいてもあんまり楽じゃない。
ここのローテで無理に前に出てしまい、がりがり脚力を削られていきます。
このときはまだ大丈夫だと思ってたんですが。

波が高くてたまにざっぱーんと道路まで水しぶきがかかる。家に帰ったらチェーンが錆びてました。

ほいで途中から列車から離れて、ひとり北桧山のPCに到着。
この前の時点で脚がだいぶ張っていて、
「完走は無理っぽいな～。ここから長万部に直進すれば200kmだし、
温泉入って、浜ちゃんぽん食って休もう。」
と思っていたのですが、
ちょっと休憩して、海岸線からそれて風がやんだとたん、本来の調子を取り戻したように脚が回り始めます。
「こりゃイケる！」

K父さん、Sapporotaqさん、吉田さんと一緒に、峠を越えて八雲に向かいます。

これは、どうなのよ･･･。

この時点で距離は150kmくらい。また半分も来てません。
半分の200kmを超えると、精神的にぐっと楽になるのですが。

ここの峠は風が吹いてないので、ちょろかったです。

秋の日暮れは早いです。
400kmともなると、その半分は夜間走行になりますから、
ここから長～いナイトランが始まると思うと･･･ウキウキしますね！

八雲でらーめん。エネルギーと塩分補給。

道中で踏み切りが故障しており、やけに斜度のきつい迂回路を通ったりしました。
こういうハプニングもときには楽しいものです。

で、厚沢部に抜ける峠ですが、上ってるうちは何ともなかったんです。
快調に脚も回っていましたし、道中においしそうな温泉旅館にも心を奪われることなく、
気力・体力ともに充実していたかに思えました。
下りの途中から向かい風に変わったのが気になりましたが･･･。

厚沢部の街中へ入って、コンビニで一休みして、アイスも食って。（夜の9時です）
気温もあまり下がってないし、胃袋も平気だしこりゃ快調だな～と思って、
次の上の国まで漕ぎ出したところで、ひざに痛みが出だしました。
ほかの皆さんに先にいってもらい、江差の手前あたりから、風もあいまって、
もう平地でも15km/hも出せなくなり、踏めず回せず･･･。

ヘロヘロの状態で上の国へ到着し、ここでリタイア。260km弱でした。
やっぱり、前半の無理がたたったようです。

あとは第三者の目で参加者の皆さんを見つめていたわけですが、
もう、かける言葉もなく、見てるだけでつらかったです。
でも皆さん（前夜祭ではっちゃけてた人たちも）無事に完走されて、中にはSR達成者が二名も･･･。

完走してないけど、バンガローで振舞われたスープカレーをぐびぐび。うますぎる。

長万部駅の近くでまたラーメン。これも激うま。

気温も天候も最高だったんですが、とにかく風がなぁ～。
次はブルベ抜きで昼間に、江差とか観光して回りたいな～。

皆さん、お疲れ様でした。そしてお世話になりました。
僕は今回で･･･ブルベ卒業します！　嘘です。