のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

BRM923 北海道300km新パノラマ300

(;´Д`)、∴: オエッ。

BRM923 北海道300km新パノラマ300 通称 パノ3に参加してきました。
比較的平坦な北海道には珍しく、山岳な感じのブルベとなります。
峠と名のついた箇所だけで、毛無峠、樺立峠、倶知安峠、広島峠、美笛峠。
ほか、ニセコパノラマライン神仙沼や支笏の峠、細かなアップダウンなど、
脚と心を痛めつけてくれる傾斜がいっぱい。おなかいっぱい。


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スタート前
いつものような身に沸き起こる緊張感、高揚感、
「おいらなにしに、なんでここにいるんだろ…」感は、あまりありませんでした。
どういった心境の変化なのか…諦観か…。

新川通りをひさびさに復帰されたTさんSさんの後ろにピタッとついて、
第一PCのセブンイレブン小樽奥沢店到着 38.1km 7:33
脚力メーター ■■■■■■■■■■ 満タンです

こっから、第一の峠、毛無の山へ向かいます。

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いきなり傾斜がきついんだな。
しかし天気はとても良い。
ここは、つづら折で小樽の町並みがそっくり見下ろせる素敵な峠。
うそのピークが2つくらいあるのもご愛嬌。
上りきるのにおそらく1時間以上かかったような…よく覚えてません…。

上って下って、一息つく間もなく、次の樺立峠へ。

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こっちは傾斜がゆるやか、それでも脚にくるんだな…。

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登頂!

脚力メーター ■■■■■■■■□□ ちょっと減ったよ

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降りたら前面に秋晴れ、羊蹄山

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いい、とてもいいよ…。

脚力メーター ■■■■■■■■■□ 良い景色を見ると復活します

PC2 セブンイレブン倶知安店 96.5km 10:47
もう100km。朝6時スタートだから、5時間弱で峠を含め100km。いいペース。
は、長続き、しない。

倶知安峠を抜けて、通称・裏パノラマライン、道道66号線へ。

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景色がすばらしい。でも、このアップダウンは…聞いてないぞ。

脚力メーター ■■■■■■■□□□ けっこう削られます

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これを読める人は道内地名マニアでしょう。

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岩内の町が一望できる。泊発電所も見える。素敵!

ここから海抜2mの海岸まで下って、そこから海抜752mの神仙沼まで行かねばなりません。
下りたくねぇ(切実)。

でも下るしかなかった。

PC3 セブンイレブン岩内 127km 12:34

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そして嫌々パノラマラインめざして上っていきました。

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貧脚どうしましょう隊の4名…。
もはや、どうしましょう隊は、貧脚じゃない。












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苦行



下しか向いてない つらい。


神仙沼についた状態で、
脚力メーター ■■■□□□□□□□ ごっそりやられた。おそるべしパノラマライン。


でも、苦行のあとには、ごほうびが。

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15kmくらいずーっと下りでイヤッホウ!

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甘露の水の前でtaqさんが休憩していたのでボトルに給水する。
この水、味がしますよねと言われたけどわかりませんでした。
しょっぱく感じたのはたぶん、顔面天然塩のせいかな…。

それにしてもコンドミニアムやら別荘が多い。羨ましげに眺めながらニセコを通り過ぎました。

このころ、ひざに違和感。ズッキンズッキン痛む感じではないし、長万部のときも同様の状態で完走できたから、
今回も大丈夫だろうと先に進むことにします。
電車で輪行リタイヤするならニセコが最終地なんです。

PC4 セブンイレブンニセコ店 167.8km 15:24 うん、70kmで4時間半かかってます。ペースがた落ち。

このころになると日もだいぶ傾いて雲も厚くなり、肌寒くなってくる。
ときどき遠くのほうでピカッと光りだす。予報では18時ごろから雨なので、
支笏湖線で降られなきゃいいなあ、でも、雨の夜の支笏湖なんて、
めったに走れるシチュエーションじゃないよなあ、
オイシイなあ、なんて考えながら、ひーこらと進んでいきます。

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雲はかなりどよんど

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どよよん

そして日が暮れ…テンション最高にあげあげひゃっほう!

脚力メーター ■□□□□□□□□□ 死にかけ
テンションメーター ■■■■■■■■■■★★★★★ リミッター解除

星明りのない曇天のした、真っ暗な道をライトの明かりだけを頼りにぐいんぐいん進んでいくのは、実に楽しい。
脚は予想以上に回っています。でも、一定以上の傾斜になると、とたんにピタッと進まなくなるのは、
気力で補えるのにも限度があるということでしょうか…。

そして広島峠でとうとうザーッと降られてしまい。
峠を過ぎて道の駅にたどり着くとぜんぜん降ってなかったという。

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PC5 道の駅大滝 217.6km 18:40くらいに到着

残り80kmとちょっと、ここは、かねてからの目標であった、18時間切りが視野に入ってくる。
午前0時までになんとかたどり着ければ…。

そのためには、夜の支笏湖線をわき目もふらず走り続けなければならない。
残り5時間で80kmは普段なら楽勝な距離だが今は200km以上の山坂を走ってきてヘロヘロ、
しかも夜間走行で、雨が降るかもわからない。気が抜けない。

ハァハァハァハァ。

早く札幌につかなければ…。











急がないと…また遠くで稲光が見えた。
降り出したら面倒なことになる。早く、早くポロピナイの坂をクリアーして…。
あれが最後の峠だ…。









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ハァハァ。











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おや、こんな夜更けにあいてる店がある…。

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ハンバーグオムハヤシセット、
ヤラレた胃袋にはちょっと重かったですけど…おいしかったです!
支笏湖畔のレストラン美里さん、ありがとうございました。


最後の、ツライツライ湖畔からの上り坂。走者は前と後ろに一人ずつ。心強い。
前の人のリアライトがどんどん遠くなり…。
後ろから徐々に近づいてくるライトの明かりが左右に振れている。彼も相当疲れてるんでしょう。
やがて追い抜かれ、一人に。それでもえっちらおっちら。
途中、車のライトでできた自分の影におびえて、「ひゃあ!!」と声をあげてしまったり。
だって本当に真っ暗なんですもの。

あとは気力で、なんとか、所要時間17時間43分で帰ってこれました。
やったー!
みなさん、おつかれさまでした。

もう今年はブルベはいいかな…。