のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

三泊四日道東ツー 3日目 6/22 霧と疲労でヘロヘロ晩成温泉

三日目の目的地は納沙布岬に決めたったら決めた。

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キャンプサイトから美しい朝日を見て、気分は上々、しかし疲労は確実にたまっていた。
あれぇ、モーターサイクルって想像以上に疲れるなぁ。

どうやら今日は晴れる様子、きれいな景色を眺めて元気出していきまっしょい。

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尾岱沼の道の駅にあった、北方領土を返せーと叫ぶ婆と息子と孫の像。
逆行でなんも見えない。左にある四つの塔は北方四島であろう。

海岸沿いの国道244号線を走っていると気になる地名があったので、通りすがりに立ち寄ってみます。
その名も「走古丹」、石狩のほうに歩古丹があるので。

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はしりこタン、あゆみこタン。萌えキャラみてぇ。

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別海十景のなんだっけ…ヤウシュベツ川の水面です。
風のない日は鏡のようになるんですってー。

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そのほど近く、国道が交わるT字路を折れると、奥行臼の駅逓と駅跡があるんです。
駅逓は復旧のため、内部の公開は平成30年までおあずけだそうです。

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道路の向かい側には標津線の駅跡があります。
駅名標も電柱もだいぶ傾いでしまってます。

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小山内建具製作所、電話番号3桁て。いつのだよ。
今では市外局番も含めて10桁になってるっぽい。

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こちらも内部は駅逓ともども、平成30年まで入れません。残念ね。


国道を走って、根室市にとうちゃこ。

春国岱の看板があったので、ちょっと寄り道してみる。

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かもめがお出迎え。空模様がおかしい。別海までは晴れていたのに。

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この木道の先に原生花園があるらしい、けど…。
昨日のトドワラ歩きで僕のつま先は悲鳴をあげている。
それに寒い。風が冷たい。

また来るよぉ春国岱。

根室の街中抜けてーの…。

それにしても釧路ナンバーは郊外では免停必至のスピードで追い越しをかましていくのに、
街中だと急に糞エコモードになるのは何でなんだろう?

(糞エコモードとは、街中だとなぜか超低燃費速度。
バッテリーがもったいないのでウインカーは極力つけないか一瞬、
濃霧で視界50メートルでもライトをつけないまま対向車線から追い越し。殺す気か。
根室市民は慣れてるから霧の中でも目が利くのか。忍者か。
首が疲れるので安全確認もしない、根室半島内だけで、三度ほど飛び出しで急減速させられた。
どうなってんのこれ。)

といいつつ自分も模範的な運転をしてるわけじゃないですけどね。
せめて霧のときはライトをつけてほしい…。
へたくそ、マナーが悪いのはまだいいけど、命に直結してくるのは勘弁してほしい。


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納沙布岬へと続く道、ああこの感じ…。
残念な予感がひしひしと。



最東端の納沙布岬、到達しました!!


デデン!


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何も見えない。当たり前…。

かもめが飛んでいるわ。

潮風と釧路ナンバーで凍てついた心を癒すために、岬の食堂で海の幸ラーメンをすする。
かに、いか、えび、ほたて、つぶ、こんぶが入ってる。スープはやさしい潮のかおり。うまし。


腹もふくれてすっかり機嫌を直した僕ちゃん。
しかし本日の宿営予定地まではまだ300kmもあるのです。
根室から釧路だけでも130km。うーわ遠い。

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なんでか道路のどん詰まりの落石漁港についてしまった。
地図もある、スマホもある、でも迷う。

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海沿いを走る、道道142号線は、交通量皆無っす。

次に目指すは霧多布岬。


ででん!


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かもめしかおりませんでした。

でも、ここのキャンプ場はなかなか魅力的ではありました。

釧路市街地では幣舞橋を目指すも、街中でいいだけ迷ったあげく、
ハザードを炊いたまま走行するというポカをやらかし、
初見のロータリーで「これどこ行っていいかわかんねぇ!」状態になり、
やたら広い橋を渡ったあとに「あれ?今のが幣舞橋か?」と気づく始末。

釧路市の皆さん申し訳ありませんでした。


市街地を抜けて、しらぬか恋問でちょっと休憩してから国道38号線を南下していると、

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とうとう降ってきちゃった。
電光掲示板には釧路南西部に雷注意報とあったから、予想はしてたんだけど、
雨雲に先行できればなーと思ってたのに。

本降りになるのは確実なので、ここでカッパをフル装備っす。

対向車線にも相当数のライダーがいたけれど、雨にも拘らずカッパを着なかったり、
コンビニで雨宿りしているライダーが多かった。


見通しのきかない霧と雨、そして長距離の移動で、だいぶ疲れてきたので、無人駅で休憩。


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無人駅万歳!と駅ノートに記す。
僕は鉄ちゃんではありませんが、無人駅と廃線と鉄道が好きです。

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カッパの赤と、毎度おなじみテムレスの青、熱帯魚ツートンカラーである。
しかしこれが、最強の防水透湿性とコスパを誇るんであります。
メーカーさんが黒をリリースしたら、バカ売れしてバイクのレイングローブなんて売れなくなるだろうな。
もともとハンドガードがついてるから手は濡れづらいですけどね。


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浦幌町を抜けて、ナウマン国道に入ったあたりで、晴れ間も見えてきました。
しかし電光掲示板に十勝中部雷注意報とあったので、油断はできない。

ナウマン国道も交通量はほとんどない。

国道からホロカヤントーの看板を見て進んだ先に、晩成温泉がある。
入浴料500円を支払えば、温泉隣接の芝生地を使わせてもらえる。
しかもタオルまで貸してもらえる。

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こちらも朝から天気は悪かったみたいだけど、
テントサイトは水はけが良くて安心した。
平坦で芝もきれいで、目の前に太平洋を臨み、食堂併設の温泉もあるロケーションのよさ。
これで天気がよければ…。

トイレが仮説トイレなのでちょっとあれかもしれない。きちんと掃除されてましたが。

こんな天気で他にキャンプする人もおらんだろーと思っていたら、
福島ナンバーのオフライダーさんがいらっしゃったのです。物好きねぇ。

コミュ障…いや、孤独を愛するライダー同士、「ども」「こんちは」(ぺこり)と挨拶を交わすだけで終了。

ここの温泉、ヨード泉だっていうんですが、確かにツーンと赤チンっぽい臭いがします。

当初、こんな人家もまばらなところで営業してて人が来るのんか?
と疑問を感じてましたが、お風呂もいいし、何より施設全体があずましい作り。納得。

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広い食堂で、あったかい豚丼を頂いて、疲れも吹っ飛びご満悦。
大樹町ご当地グルメの秋鮭使用のチーズサーモン丼も提供しているようで、次は秋に訪れてみたいなあ。

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謎クオリティの銀河連邦ヒーロー、カムイリオン。
トロールご苦労様です!



さて、ポテチとコーラ食って寝るか。

今回痛感したのは、一日の走行距離は300キロくらいにとどめて計画しておかないと、
ろくに観光して回れないし、疲労もたまるし、悪天候などの不測の事態のときに困るということ。

三泊四日で納沙布岬はちょっと遠すぎたかなという感じです。
何より疲労の蓄積は事故に直結するので…。



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夜中に何度も小便で目が覚めて「頻尿か」と思ったら、
単に寝袋の保温力が足りなくて冷えてただけでした。
シーツとジャケットを足元につっこんで、遠くに海鳴りを聞きながら、快眠。


本日の走行距離 400kmほど

つづく