のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

道北ぶらぶらツー 二日目 9/15 宗谷岬を目指…さない

目指さない。

というか目指せなかった。

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風車をあらためて眺め、道道106号を北上する。

この風車も、それを写真に収める旅人の姿も、地元の人にとっては、日常の風景なんだろうな。

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この道は5年ぶり。


5年前は自転車にて。
最初は風車の群れに興奮しつつ、絶え間なく吹きつける強風と、
どこまでも続く直線道路に、すっかり辟易したのを思い出す…。

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ちょっと砂浜に下りてみる。
利尻富士と、行きかう船がよく見える。

ノシャップ岬を回って、

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稚内公園の百年記念塔から、

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稚内市街地と、宗谷湾を見下ろす。ああーいい天気だなー。
でも明日からは不安定になるらしい…。

雨の中のキャンプはいやだなあ。
本来なら今日は宗谷岬を回って、猿払、歌登で一泊、
三日目は美深の函岳に上って、周辺探索と、どこかで一泊して帰るつもりだった。

今後のルートをどうしようか検討し出す…。

うーん…。

とりあえず、百年記念塔から、NHKの電波塔へとのびる、作業用林道を進むと、

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あらいい眺め。

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利礼の丘と言うらしくってよ。利尻、礼文の略なんだろうね。



さて、ルート検討の結果、今日は宗谷岬を回らず美深に直行し、函岳に上って一泊。
後の予定は天気予報次第で決めることに。
現在はまだ午前十時だし、昼過ぎごろまでに美深に着けば、じゅうぶん堪能できるだろう。

稚内から美深まで、国道40号線をまっすぐ行くのもつまらないし、
何よりあの道路は交通量が多くて楽しくないので、
ちょっと並行して走る道道121号線に迂回してみたのが、運の尽き。



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あら、道路沿いに廃校がある。
樺岡小中学校跡。いまは避難所として使われているらしい。

たまたま入った迂回路沿いに、廃校があるとは…。
思いがけない収穫であった。

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ちょっと行くと廃線駅名標が。
樺岡駅…?
手元のスマホで検索してみると、どうやらここは天北線が走っていたらしい。
天北線っててっきり、音威子府から浜頓別までだと思ってた。
宗谷本線とは別ルートで、音威子府稚内とをつないでいたのね。

こうなると知的好奇心を満たすために、立ち寄らねばならない。
なにせ廃線や廃墟は水モノ、明日明後日に取り壊されても不思議はない。
見れるうちに見ておかないとね!

天北線の駅のあった、曲渕の集落を探索してみる。

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あたりには廃屋がそのまま残っている。

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市営住宅と思われる建物の奥に、コンクリートほ建造物が見える。
ホッパーかな。ヤブが深すぎてこれ以上近づくことはできない…。

さあ、道道121号線付近の天北線の駅跡はこれくらい。
今日は美深に急がねば。

あれえー。
また廃校跡がある。

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豊別小中学校跡。学校裏手は牧草地。
日当たりが良すぎて昼下がりなんかは居眠りしちゃいそうだなあ。

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さらに進むと上幌延小学校跡。

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隣接した神社の鳥居はだいぶ痛んでいた。

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近くのサイロに描かれたアート。



急いで美深に向かわねば…。



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ふっと立ち寄った無人駅に置いてあったノート。
なぜかAKB48の人気投票が行われていた。

空欄がいくつかあったので、一番下の欄に「しらん」の項目を設けて丸をつけておいた。

集計はするのだろうか?
というより不正投票の温床のような気がするぞ。
やる意味は限りなくゼロに近いが…。

なんか気分はフラフラっと宗谷本線無人駅巡りへ。

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安牛駅メインストリート。何もない。

何もないが、駅近くの建物に電線がのびている。

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安牛小学校跡だった。
ここも神社が隣接していた。ヤブだらけで、管理されている形跡はなかった。

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ひときわ立派な風格を漂わせる、雄信内(おのっぷない)駅。

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これまた立派な、駅銘板。

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近くの神社はきれいに管理されていた。

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ひょうきんな顔の狛犬がたたずんでいる。

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駅前のメインストリートは廃屋ばかり。

道路が続いているので、奥へと進んでみると、

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天塩川を望む陸橋が現れた。
付近を探索すると、下平トンネルというのが現行で使われているようだし、
以前はこの上を鉄道が走っていたんだろうな。

さて、僕は別に鉄ちゃんではないので詳しく考察したり感慨にふけったりするつもりもない。
美深に急がないと。昼過ぎまでに着かないと。

時刻はもう14時。

………また今回も……。

雄信内からは、蛇行する天塩川に平行して走る、国道40号線へ。
ここはトラックが多いので出来れば走りたくはないけど、仕方ない。
国道をひた走れば、あっという間につくはずだ。

あ。

廃校だ。

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なかなか、先へと進めない…。

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幌萌小学校跡。

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問寒別駅から集落を望む。

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佐久駅前。

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佐久駅の中は展示スペースになっており、
木材運搬用であったであろう馬橇などが置かれていた。

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筬島(おさしま)駅の駅ノートにあったイラスト。

日本全国津々浦々、鉄道ファンが残していく足跡。
まともに見ていたら、時間がいくらあっても足りない。

そう、時刻はもう15時半。昼過ぎに美深に着くという予定は、
廃校と無人駅の見物にすっかり時間を割かれ、とっくの昔に崩れていた。

というより、樺岡駅の駅名標を見つけたときから、分かっていたことなのさ。
いつもの、適当、気まぐれ、無計画ツーリングになることは…。
でも、廃校跡や見所いっぱいの無人駅をたくさん拝むことが出来て、すっかり満足した。

美深についたころには、もうすっかり夕方。この日の行動は諦めて、

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森林公園びふかアイランドキャンプ場にテントを張る。
コンビニはちょっと遠いけど、目の前が温泉だし、サイトも平坦で広い。
トイレも広くて綺麗(なんと温水便座つき)。非のつけどころがない。

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温泉のレストランで腹を満たして、二日目は終了。

明日の天気は、相当不安定なようだ。
晴れていれば早朝から函岳に上り、そうでなければ、雨雲を避けながら札幌に帰るとしよう。