のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

セロー250のシートにアンコを盛る

セロー250のシートで長距離は辛いと世間ではよく言われる。

実際、ここ最近、100kmほどから違和感が痛みに変わりだし、
200kmも超えると、苦痛へと変化するようになってきた。

ときどき立ち乗りや休憩を挟めば、何とか走れるようにはなるものの、辛いものは辛い。
ましてやキャンプツーリングともなれば、痛みと疲労は二日目、三日目へと確実に蓄積していく。

以前はここまで苦痛に感じることはなかったように思う。

これはシートのヘタリによるものか、それとも、
自転車に乗らなくなったことによる、大臀筋の衰えによるものだろうか…。

とにかく、何とか改善していかないと、バイクに乗ること自体が憂鬱になってしまう。

そんなわけで、セロー250のシートの乗り心地改善策を検討した。

真っ先に思いつくのは、メーカーオプションのツーリングシート。
乗り心地の改善とともに、座面が3cmアップとなる。メーカー純正なので品質も高い。
それにもまして価格が高い。35000円もする。

次に思いつくのはパッド付きインナーパンツ。
これも、日帰りならいいが、キャンツーでは荷物と洗濯物が増える。

最後に思いついたのは尻を鍛えること。これは望めそうもない。


…となるとやはり、最後に残されるのは、

自分でアンコを盛りましょう


見よう見まねでやってみよー。

イメージ 1
まずはホームセンターで2cm厚のウレタンシート、タッカー、針を購入。2000円でお釣りがきた。

イメージ 2
純正シートをはずしたところ。
中のウレタンはとってもきれい。

イメージ 3
ウレタンに適当にあたりをつけて、

イメージ 4
シートの形にそって切り取っていく。

イメージ 5
こまかく修正して、

イメージ 6
接着剤で貼り付ける。

イメージ 7
…が、増やしたウレタンの分だけ、純正の皮の面積が足りない。(あたりまえ)

泣く泣くこの日は貼り付けたウレタンを外し、純正の皮を張りなおした…。



take2 一週間後


ヤフオクでオフ車用のシート表皮を取り寄せた。

イメージ 8
バイクショップ ガオ オリジナル シートカバー 送料を入れて4000円ちょい。

イメージ 9
純正の表皮と違い熱処理溶着ではないので、縫い目がある。

イメージ 10
縫い目からの雨水の染み込み防止として、700円で買ってきたシーリング材を塗りたくる。

イメージ 11
透明のにしたせいで、どこまで塗ってるか分かりづらい。これは失敗…。


数日おいて乾燥させたのち、とうとうアンコ盛りシートの張り替えへ!


イメージ 12
まずは先端部に被せてみる。
とても皮が余っている。

イメージ 13
前後を仮止めして、おおよその位置を決めてみる。
ここからが勝負。

イメージ 14
ぐいぐい引っ張りながら、シワのないように針でとめていく。

反りあがる先端部が特にクセモノで、引っ張っては止め、引っ張っては止め…。
逆にシワが出来てしまったり、針を付けては外しを何度も繰り返した。
すっかり握力がばかになってしまった。

イメージ 15
だいたい形になった。
多少たるみが見られるが、もうこれは無理ってことで、諦めた。
どうせリアキャリアで見えないからと、後部もだいぶ雑な仕上がりになっている。



さっそく取り付けて通勤に乗ってみた限りでは、足つきに関しては違和感なし。
2cm厚のウレタンだが、人が乗ればそのぶん縮むため、ハイシート効果は実質1cm程度だと思う。

先端部のシワをなくすためにきつく張ったせいか、前乗りになると、多少内股部分が硬く感じる。

肝心の長距離での乗り心地に関しては、通勤だけでは分からない。

というわけで、天気のいい日に、早速行ってみよーっと。


材料費(概算)
2cm厚ウレタン 1000円
タッカー 500円
タッカー針 200円
シート皮 4000円
シーリング材 700円

7000円でお釣りが来るくらい。
純正ツーリングシートの1/5の値段である。(工賃含まず)

シート張り替えの手順を覚えた価値、プライスレス。