みちのくひとり旅 三日目 6/11
一夜明けて。
今日も快晴のようだ。
メッシュジャケットでも乗車中に汗ばむくらいの、北海道の真夏に等しい暑さ。これはつらい…。
先を急ぐ旅ではないので、地図を見て、できるだけ細い道を選んで進む。
県道172号線。うん、いいな。いかにも道って道だ。
こういうのを期待して東北まで来たんだよね。
こういうのを期待して東北まで来たんだよね。
道はどんどんうねって高度を上げて、峠を超えた辺りでまた次の集落が。
明治に建てられた木造2階建て、コの字型の校舎。
外はクソ暑いが校舎内は風通しがよく涼しい。ひと気がなければ、ずっと居たい。
スズメが軒下にいくつも巣を作って、ひんぱんに行き来している。
外はクソ暑いが校舎内は風通しがよく涼しい。ひと気がなければ、ずっと居たい。
スズメが軒下にいくつも巣を作って、ひんぱんに行き来している。
教室内も雰囲気たっぷり。
でもこの作りだと、風雨が強いと廊下はビショビショになったんでは。
雨戸をつける場所もなさそうだし…。
でもこの作りだと、風雨が強いと廊下はビショビショになったんでは。
雨戸をつける場所もなさそうだし…。
玄関も特徴的な六角形をしている。
梁もなんかよくわからないけど、一見して複雑な作りをしていて、つい観察してしまった。
梁もなんかよくわからないけど、一見して複雑な作りをしていて、つい観察してしまった。
おつぎは水沢県庁記念館へ。
ほかにも警察資料館、懐古館(博物館)など徒歩10分程度の範囲にこじんまりとまとまっていて、
見て回るのにちょうどいい感じ。
ほかにも警察資料館、懐古館(博物館)など徒歩10分程度の範囲にこじんまりとまとまっていて、
見て回るのにちょうどいい感じ。
ここらはいまは宮城県下だけど、昔は水沢(どっちかっていうと岩手?)に属してたんだなと。
道沿いにあった団子屋さんで涼みがてら。
団子1本110円、かき氷が200円ですと。安くてびっくりした。
団子1本110円、かき氷が200円ですと。安くてびっくりした。
それにしても道が狭い…。
北海道のような下道感覚で行くと、距離が半分も進めない。
狭いけど、苦痛はいっさい感じない。
北海道の道路のように、クルマのマナーの悪さをほぼ感じなかったから。
むしろよそ見しがちでこちらが周囲に迷惑を与えていたかも。
北海道のような下道感覚で行くと、距離が半分も進めない。
狭いけど、苦痛はいっさい感じない。
北海道の道路のように、クルマのマナーの悪さをほぼ感じなかったから。
むしろよそ見しがちでこちらが周囲に迷惑を与えていたかも。
おっ。いたいた、いましたよ。
仙台を見下ろす高台に大観音が。
仙台を見下ろす高台に大観音が。
御札料500円を払って、いざ胎内へ。
内部は12層あり階段でも上れるのだけど、さすがにしんどそうなのでエレベーターを使った。
多数の仏像が安置されていて見応えたっぷり。
ただ仙台市街を一望できるような場所はなく小窓から少し覗けるだけだったのが残念といえば残念だったかな。
多数の仏像が安置されていて見応えたっぷり。
ただ仙台市街を一望できるような場所はなく小窓から少し覗けるだけだったのが残念といえば残念だったかな。
下りは階段を使ってみたが、よくもこんなもの(失礼)建てたもんだなと。
下ってる間に、維持費とか、老朽化で取り壊すときが来るんだろなとか、どうでもいいことが頭をよぎる。
下ってる間に、維持費とか、老朽化で取り壊すときが来るんだろなとか、どうでもいいことが頭をよぎる。
向かう途中の道の狭さにこれまた打ちひしがれる…ことはなく、大喜びで通っちゃう。
ついた。
確かに油揚げやら焼き飯やら、参拝客が無心で頬張っている様子が見られる。
楽しみは後に取っておくことにして、まずはお参りしよう。
確かに油揚げやら焼き飯やら、参拝客が無心で頬張っている様子が見られる。
楽しみは後に取っておくことにして、まずはお参りしよう。
ひととおり線香炊いたり、お参りしときました。
僕のような観光客らしき人は少なく、写真を撮っている人もほとんどいない。
近郊の人に愛され信仰されているスポットなんだなと強く感じた。
近郊の人に愛され信仰されているスポットなんだなと強く感じた。
お参りしたあとはお楽しみの油揚げ。
定義とうふ店というところで三角定義(定規とかけた?)揚げというのが売っており、1枚130円。
定義とうふ店というところで三角定義(定規とかけた?)揚げというのが売っており、1枚130円。
大人の手のひらほどある三角形の油揚げで、出来立てなのかアツアツ。
ただ、味自体は「ふーん、こんなもんか…」と感動が薄かったのだが、食べ終えてから理由が分かった。
ただ、味自体は「ふーん、こんなもんか…」と感動が薄かったのだが、食べ終えてから理由が分かった。
ゴミを捨てようとしたら近くのテーブルにタレらしきものが乗っており、
周囲を見渡すと誰も彼もそのタレを掛けて食べている。
周囲を見渡すと誰も彼もそのタレを掛けて食べている。
せっかくの名物を、プレーンで食べてしまった。
「こんなもんか…でも、これはこれで豆の味がするなぁ…」とか思いながら食べてたのがバカみたい。
「こんなもんか…でも、これはこれで豆の味がするなぁ…」とか思いながら食べてたのがバカみたい。
けっこう食べごたえがあって、口の周りもギトギトだし、二枚目を買う気力は起きなかった…。
夜食用に、焼き飯(味噌味)を二つ買って、その場を後にした。
夜食用に、焼き飯(味噌味)を二つ買って、その場を後にした。
そうこうしてるうちに日もだいぶ傾いてきた。
この日のキャンプ予定地まではまだだいぶある。
この日のキャンプ予定地まではまだだいぶある。
田んぼ、田んぼ、ときどき山道。
そして生まれて初めて、野生のニホンザルを見てちょっと感動。
キャンプ場のある遠刈田温泉に着いたころにはだいぶ暗くなっていた。
思わず、どこか別のキャンプ場にしようかと迷うが、近くに良いところがない。
いまさら宿を探すのも難しい。(主に予算の面で)
いまさら宿を探すのも難しい。(主に予算の面で)
ちょっと申し訳ないがファミリーのテントの横っちょに設営させてもらう。
入浴料310円の極上の公衆浴場で汗を流し、早めに眠りにつこう…と思ったけど、
10時すぎまでお子様がテントの近くまで走り回ってなかなか。
でも時間になったらピチッと静かになったので助かった。
おっさん一人のバイクキャンプなんて人生の表街道を外れているので、隅っこで縮こまっているべきだよね。
同じようにソロライダーがほかに二人ほどいたのが少し心強かった。
10時すぎまでお子様がテントの近くまで走り回ってなかなか。
でも時間になったらピチッと静かになったので助かった。
おっさん一人のバイクキャンプなんて人生の表街道を外れているので、隅っこで縮こまっているべきだよね。
同じようにソロライダーがほかに二人ほどいたのが少し心強かった。
明日は蔵王へ。
つづく