みちのくひとり旅 四日目 6/12
ファミリーに囲まれたキャンプ場で夜を明かしたぼく。
幸い皆さんマナーがよく、ぐっすり眠ることができた。
幸い皆さんマナーがよく、ぐっすり眠ることができた。
他のキャンパーが動き出す前に、さっさと撤収することにする。
まだ朝6時だというのに子供が走り回っている。元気だなぁ。
まだ朝6時だというのに子供が走り回っている。元気だなぁ。
さすがにまだ朝はメッシュジャケットだけでは肌寒い。
そのうち暖かくなるだろうと、何も羽織らずそのまま走りだす。
そのうち暖かくなるだろうと、何も羽織らずそのまま走りだす。
さぁお楽しみのエコーラインだ、ばんばん走るぜ~。
…カーブがきつい。後続車こわい。
でも景色は最高。
でも景色は最高。
山頂までの有料道路がちょうどオープンする7時半ぴったりに通過した。
さすがに朝ということもあって人もまばら。
さすがに朝ということもあって人もまばら。
うおおおおお来てよかったぜえええええ。
山頂の神社にお参りしていく。
しばらく、御釜を眺めながらまったりとした時間を過ごす。
道路からの眺めはこぉんな感じです。
そりゃ、たくさん人が来るのも納得だわ。
そりゃ、たくさん人が来るのも納得だわ。
下りたところでちょこっと水分補給。
自販機には必ずゴミ箱が併設されていてありがたい。
北海道だと、置いてないことが多い。
野生動物対策なのか、心ない人間が家庭ごみを持ち込むせいか、
ゴミ問題はいつも議論が絶えない。
北海道だと、置いてないことが多い。
野生動物対策なのか、心ない人間が家庭ごみを持ち込むせいか、
ゴミ問題はいつも議論が絶えない。
そして、一部の人間に有名な、山形のタワーマンションを見に行く。
うん、確かに周囲に不釣合いな建物ではあるけど、
別に田んぼのど真ん中に建っているわけではない。
川の向こう側は住宅地で、手前側が田んぼ。だから悪意ある撮り方をすれば、
田んぼにタワーマンションがぽつりとあるように見える。
別に田んぼのど真ん中に建っているわけではない。
川の向こう側は住宅地で、手前側が田んぼ。だから悪意ある撮り方をすれば、
田んぼにタワーマンションがぽつりとあるように見える。
幹線道路も近いし、周囲に高いビルもない。住環境としては最高ではないか。
ネット上のつまらないネタを真に受けて、見物しに来た自分の野次馬根性を反省しよう。
お次はこれまた山形では有名なお寺へ。
で、どこか近くにバイクを停めようと思ったのだけど、有料駐車場の看板ばかりが目につく。
まるで飲み屋の客引きのように、係がクルマを自分とこの駐車場に停めさせようと誘導しているのを見て、
気持ちがだいぶ白けてしまった。
まるで飲み屋の客引きのように、係がクルマを自分とこの駐車場に停めさせようと誘導しているのを見て、
気持ちがだいぶ白けてしまった。
ので、何故かそのまま道をズンズン進んで行くと、いつの間にか林道に入っていた。
しかし蚊の襲撃に遭い、しぶしぶ引き返す。
実は、有料駐車場の客引き攻勢を抜けたあたりに、
無料のだだっ広い駐車場があるのだった。
山門からは3分ほど歩くけれども、なぜか意地でも有料駐車場には停めたくない気分だった。
無料のだだっ広い駐車場があるのだった。
山門からは3分ほど歩くけれども、なぜか意地でも有料駐車場には停めたくない気分だった。
麓の本堂で参拝を済ましたのちに、石段へと向かう。
とうとうここからだ。
自転車にほとんど乗らなくなり、運動不足でぶよぶよ太った体でどこまで上れるか。
自転車にほとんど乗らなくなり、運動不足でぶよぶよ太った体でどこまで上れるか。
さすがに観光客の数も多い。
老若男女、果てはお犬様まで居るのだから恐れ入る。
子供が一段一段数えているのが微笑ましい。
老若男女、果てはお犬様まで居るのだから恐れ入る。
子供が一段一段数えているのが微笑ましい。
石段は幅と段差が等間隔であり非常に上りやすい。
自分でも思った以上に軽快に上っていける。
ときには一段とばしをしてみたりとか。
しかしこれが後悔することになろうとは…。
自分でも思った以上に軽快に上っていける。
ときには一段とばしをしてみたりとか。
しかしこれが後悔することになろうとは…。
道沿いには石仏がずらり。
足を止めてそれらに見入ることで、いい休憩になる。
木立で日の光が遮られているのがありがたい。
この日も気温は30度近くまで上がるらしかった。
足を止めてそれらに見入ることで、いい休憩になる。
木立で日の光が遮られているのがありがたい。
この日も気温は30度近くまで上がるらしかった。
誰も彼も、一様に額の汗をぬぐいながら、奥の院までの石段を上っている。
観光パンフレットのような写真が撮れた。
山寺、で検索すると類似の画像がたくさん出てくるだけに、
実に風情のある景色だった。
山寺、で検索すると類似の画像がたくさん出てくるだけに、
実に風情のある景色だった。
奥の院に到着。そこからの眺めと、風通しは格別。
思ったより息も上がらず、体へのダメージはそれほどでも無かったように感じた。
しかし下り終えるころには若干膝が笑っていたのは、やはり体重が増えたせいかな…。
しかし下り終えるころには若干膝が笑っていたのは、やはり体重が増えたせいかな…。
再び山門について、汗が引くのを待っていると、ふと看板が目に留まり、
そこには、石段を一段一段上ることで煩悩をなくす云々と書かれていた。
そこには、石段を一段一段上ることで煩悩をなくす云々と書かれていた。
…一段飛ばししちゃったわ。
まだまだ煩悩は捨てきれないな。
捨てるつもりもないけどな。
捨てるつもりもないけどな。
山寺からさらに道を進むと、面白山高原という場所に辿り着くらしく、そっち方面へ。
杉の木立の中をゆく、山あり谷あり落石ありの、すばらしい道だった。
でもこれ、うっかりレンタカーとかで来たら泣きが入ると思うな…。
でもこれ、うっかりレンタカーとかで来たら泣きが入ると思うな…。
そんな、狭い道を抜けると思いがけずJRの駅や民宿があり、不思議に思っていると、
どうやら面白山というのは登山で有名な山らしい。よく見ると駅にもリュックを背負ったそれらしき人の姿があった。
どうやら面白山というのは登山で有名な山らしい。よく見ると駅にもリュックを背負ったそれらしき人の姿があった。
さらに進んで天童高原に出た。
ここもすばらしい景観だった。
昼寝をコキたくなったけれども、多くのファミリーが近くのレジャー施設で遊んでおり、
さすがに気が引けてしまった。
ここもすばらしい景観だった。
昼寝をコキたくなったけれども、多くのファミリーが近くのレジャー施設で遊んでおり、
さすがに気が引けてしまった。
田んぼ、巨木、あぁ…。
ちょっと脇にそれたダムの湖畔公園に東屋があったので、そこで。
でも10分ほどしたら家族連れが来てしまった。残念。そそくさとその場を後にする…。
なかなか快適なホテル。
しばらく横になり、大浴場で風呂を浴びてから、夕食がてら表をプラプラ散歩してみた。
しばらく横になり、大浴場で風呂を浴びてから、夕食がてら表をプラプラ散歩してみた。
うん、道が狭いね。いいねいいねー。
これは街道なのか、道路に面した家々が間口が狭く奥行きが深い、町家のような作りをしているのが面白い。
これは街道なのか、道路に面した家々が間口が狭く奥行きが深い、町家のような作りをしているのが面白い。
途中で気になった定食屋さんのドアを開けようとすると、中からおばちゃんが
「ごめんねー今日はお休みですー」あら、残念。明日も泊まるし、出直そう。
「ごめんねー今日はお休みですー」あら、残念。明日も泊まるし、出直そう。
結局良さそうな店が見つからず、宿のすぐ近くにある蕎麦屋さんに入った。
ゲロウマ。
蕎麦の風味ってこういうことを言うのね。
蕎麦の風味ってこういうことを言うのね。
後で知ったけど、山形でもかなり有名な部類のお蕎麦屋さんらしい。
明日の夕食もここにしようと思ったら定休日だって。あぁぁぁぁ…。
コンビニで夜食のおやつを買って、下着の洗濯をして、あとはベッドでゴロゴロ。
つづく