のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

みちのくひとり旅 七日目 6/15

すっかり更新が遅れてしまった。
旅の記憶も薄れかけております。

最上町のおらだの川公園で朝を迎え、管理をしているらしいおじさんと少々会話し、
帰りのフェリーの出る仙台へと出発する。

その前に、このすてきなキャンプ場を整備してくれている、
最上町のいいところを見て回らねば。

マチの北側にダムや高原牧場があるらしく、そちらへバイクを走らせる。

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たんぼ。

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杉林の林道を抜けると、そこには、

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砂防堰を超えた水が足元に川となって流れるすてきな道があった。
こういうの大好き。

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飽きずにぼーっと水の流れを眺めていた。

付近にはキャンプ場もあったけど人の気配はゼロ。
さすがに市街地からも遠く、ここでキャンプする気には起きないな…。

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県道325号線沿いに、日本一の大アカマツとの看板があったので立ち寄ってみた。
堆肥くさい駐車場にバイクを止めて5分ほど歩くとたどり着く。
なかなかの威容を誇っているが写真ではひとつも伝わらないのが無念です。

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そして、前森高原へと。
動物と触れ合えたり、キャンプ場があったりと、小ざっぱりした観光牧場があった。
ツーリストにはいまいち用のない場所かもしれないが、
朝の高原の空気が清々しく、天気はいまいちだけど気分は晴れやか。


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国道をまっすぐ進むのも味気ないので、県道63号線の花立峠をゆく。
高度を稼ぐにつれ雲の中。あわててカッパを着こむ。
晴れていればなかなか眺望のいい峠であるらしい。

宮城県側の鬼首(おにこうべ)を過ぎて、こけしで有名な鳴子温泉へ。

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途中で現道から見下ろす形に旧道と思しき吊橋があった。
ワイヤーは錆だらけ。これ、このまま放っといて落ちたらどうすんだろ?


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あ・ら・伊達な道の駅でふつうのラーメンを食す。
あとフェリーでの食事用として、美味しそうなパンも二つほど買ってみた。
なんか東北の道の駅って、どこも人で人でワヤなんだけどこんなもんなんですかね?
北海道だと割と閑散としてるところもあるんで…。

道の駅を出たあと、岩出山という町についた。
しきりに案内看板が「有備館」という施設を指し示す。
きっとこの地域の名所なのだろうと思い、立ち寄ることにする。

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駅もなんだか不思議な作りになっていて、
待合で高校生たちがカードゲームをしていた。

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有備館は、岩出山伊達家の学問所として設立されたらしい。
のちに庭園も整備されて藩主が利用した云々。

あれ?北海道の当別町って伊達支藩の開拓じゃなかったっけ?どこだったっけ?
岩出山でした。
そっかぁ、ここが当別町のルーツかぁ。

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こんな庭なら一生眺めていたい気分だわ。

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鴨居にあったこれは、家紋かな。

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東日本大震災で倒壊したらしいけど、よくぞ復元してくださいました。

ついでだから岩出山城址も見学していく。
あまり整備はされておらず、訪れる人も少なくひっそりとしていた。

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城下を見下ろす形で政宗公の立像があった。

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ここからはるばる北海道まで移住にねえ…。

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歴代の岩出山伊達家当主がねむる墓所への道。


思いもかけず北海道と東北の縁に触れることができた。
よかったよかった。


あとは仙台までひた走る。
仙台の町中を走っていて思ったんだけど、
幹線道路は中央分離帯できっちり区切られていて、
右折でお店などに入れなくなっている。
Uターンしてから入るようになってるのかな。
北海道だと、右左折しようとするクルマを避けようとする後続車の動きが、
あまりに突飛すぎて、それが非常に怖く感じることが多いから、
仙台方式のほうが合理的だよなあ。


フェリー乗り場につき、出航時間まではだいぶ間があるが、
もう観光する気力も体力もすっかりなくしてしまった。
信号待ちで停車するたび、体の力が抜けてぐったりしてしまう。
自分には長期間のツーリングとかは無理みたい。

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ターミナルでしばし時間を潰す。

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帰りはぐっすり眠りたくなり、
寝台と三千円ほどしか違わないので、あずましい個室を選んだ。
部屋の中で屁をこいてもひとり。

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さよなら仙台、絶対にまた来るよ!
ていうか秋にでも来ようかなと今から検討中。



こうして、五泊六日(フェリーも含めれば七泊八日)のみちのくひとり旅は終了した。
ところどころ通行止めもあったりして、歯がゆい思いもしたけれど、
見どころはたっぷりあったし、何よりどこも道の風情が良かった。
クルマのマナーも良く、安心して走れたのも大きかった。

また行こう。