のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

なんとなくオホーツク 二泊三日 一日目 9/21

涼しくなったのを見計らって、湖に沈んだ町と、廃校を見るためにオホーツクへ。
毎年言ってる気がするけど、ほんと今年の週末の天気はさんざんだった…。


なお、今回のツーリングにあたっては、
学舎の風景
http://haikouinspect.web.fc2.com/
を参考にさせてもらいました。



札幌から国道をひた走り旭川へ、旭川からは道道140号を抜けて当麻~愛別まで。
途中で桜岡という駅と集落を見つけて立ち寄ってみる。
あたりにはモンゴル村など、レジャー施設や体験型農場などが点在しているよう。

そんな集落の入り口に、ひときわ目立つ煙突がそびえ立っていた。

イメージ 1
だいぶひび割れているのでかなりの年代物だと思うけど、何だろなー。
ググればすぐに答えは出てきますが…。

愛別からは岩尾内湖へ。

イメージ 2
水量が減って、あらわになった住宅の基礎を見つめてうっとり。

イメージ 3
うっとり。

イメージ 4
これは橋脚だと思われる。
遠くにもまだ何かが見えてたけど、向こう岸に行く気は起きなかった。

イメージ 5
ここらへん、かなりの山奥で、よくこんなとこまで開拓しに来たなぁと感心する。

イメージ 6
林道脇にサイロがあったりして、酪農も営まれてたのが分かる。


岩尾内湖から上紋峠を超えて、滝上町へ。
湖から四方向へ道道が伸びているけど、どこもいい道だなぁ…。



イメージ 7
滝上の市街地から、どん詰まりの道道へ向かって走り出す。
あたりは牧草地と数件の農家、それと潰れた納屋や住宅があるばかり。

イメージ 8
神社も管理をすっかり放棄されてこのありさま。

イメージ 9
おっ、あったであったで。

イメージ 10
しかしずいぶんと派手に崩壊してしまって、中を覗くのは無理くさいぞっと。
危険だぞっと。

踏み抜かないように慎重にね。

イメージ 11
定番の寄せ書きも、だいぶ前の日付で止まっていた。

イメージ 12
すぐ近くの神社の鳥居は木造で、
手で揺らすと根本からポッキリいきそうなほどグラグラ。


白鳥小中学校のあるシラトリマップを後にして、お次は山ひとつ隔てたオシラネップの集落へ。
なんとも心地よい響きの地名だこと。

やはり道道沿いには牧草地と潰れた家屋ばかりで、人の気配は極めて薄い。

イメージ 13
小学校跡地には花壇が整備されていた。
集落の人々の心の拠り所となっているのか。

イメージ 14
木造校舎はすっかり解体されて、四本の煙突だけが残っていた。

イメージ 15
すぐそばの歴史的建造物は、管理維持はされていないようだ。
それでも小学校跡地と同様、しっかり記念碑が立ててあるのはありがたい。

イメージ 16
この小学校跡まででもかなり人の気配が薄いのに、
さらに道は奥へと延びている。
舗装路だけどいつ熊が飛び出てきても不思議じゃない。
というか、あたりにもう人家はない。

イメージ 18
山々に囲まれたこんな奥地まで、
学校を抱えるような集落があったなんて想像もできない。

イメージ 22
道はほぼ廃道になりかけていて不安になるも、

イメージ 19
ぽっかり開けた場所に出た。

イメージ 17
人がいたのを示す痕跡はこれだけ~。
辺りは完全に自然に帰りつつある。

あんまり長居してて熊がガオーッと来たらたまらないので帰ろうか。
蚊もうざいし。

帰りしなにもう一件。

イメージ 20
基礎と煙突だけが残された学校跡。

イメージ 21
裏手の建物はしっかり原型をとどめていたが、背丈を越す笹が行く手を阻む…。

イメージ 23
金次郎さんは往時のまま。



滝上町の廃校探索を終えた頃には日はすっかり傾き、かなり肌寒くなってきた。
すばやくキャンプ地へ向かわねばならない。

この日は西興部村の森林公園キャンプ場へと向かった。
春にキャンツーの途中で昼寝するのに立ち寄り、管理人さんに話しかけられ、
かなり気になっていた場所だった。


イメージ 24
ライダーの先客が三名いたが、
やはり季節外れのツーリングをするのは静かな人たちばかりで、
かんたんな挨拶だけを交わしてそれぞれの世界へ。

市街地すぐそばの開けた公園、コンビニ、温泉&レストランが至近、
きれいな芝生にトイレ、さらに無料と、文句のつけようのない、
素晴らしいキャンプ場である。

管理人さんの言うには今朝は3度まで冷え込んだらしい。
春先に新たに買い求めたモンベルの#2寝袋が威力を発揮するときだ!

キャンプ場から道路を挟んですぐに森夢という人工温泉ホテルがあり、
入浴は400円、朝風呂は6時~8時まではなんと200円!言うことなし!

イメージ 25
レストランで村長ラーメンを食べる。
ピリ辛のスープに淡白な鹿肉が乗っている。すっかり汗だくに。
温泉で汗を流して、休憩所のチェアーに座っているうち、すっかり寝てしまった。

夜は#2でもトイレに2回起きてしまった。
自分はだいぶ寒がりみたい。
夜空を見上げると、町中でありながら、はっきりとした星のきらめき。
それだけ空気が澄んでいるんだろうな。