のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

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ご当地入場券集めしたときのこと 9/8

ちかごろJR北海道ご当地入場券という写真付きの豪華な入場券を発売した。


プレミアム感のある記念きっぷで需要を喚起しようという苦肉の策だ。

鉄道ファンの同僚がそれを集めているが、なかなか時間がなくて回れないという。
とくに道北方面が難しいらしい。
それならばと、道北ツーリングのついでに買い集めてこようかと提案すると、
大喜びで飛びついてきた。

そんなわけで特に鉄道に深い思い入れがあるわけでもない僕が、
剣淵、士別、名寄、美深、音威子府天塩中川、安牛、豊富、稚内駅と、
道北方面のご当地入場券を入手すべく出発した。

ツーリングのついでのつもりだったのに、
切符集めの時間的制約が大きくそちらがメインになってしまったのは痛恨の極み。


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札幌からは旭川を経由せず幌加内経由で剣淵まで行く。
この遠回りのタイムロスが響いていてくるとは思いもよらなかった。

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剣淵駅に到着。
ここに限らず、目当ての駅が無人駅の場合は、
近くの個人商店などで販売を代理している。
駅前の商店のおじさんから入場券を購入。

士別、名寄、美深は有人駅なので駅窓口で買い求める。

ご当地入場券集めの際に気をつけねばならないのは、
窓口や個人商店の営業時間がバラバラで、かつ短いということ。
鉄道ファンならば、きっと鉄道で訪れることだろう。
それなのに窓口が開いてなかったりしたら目も当てられない。
まぁ、事前にしっかり確認はしていくだろうけど…。

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美深駅。自転車乗り時代から何度も何度も訪れた美深だが、駅は初めてかな。

人にあげるものだから曲がったり濡れたりしないように、
買った入場券はジップロックと厚紙で保護して、
って…なんかやっててちょっとバカみたい

音威子府でも窓口から購入。名物の蕎麦屋さんはお休み。
お昼はここでと決めていたのに…。

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中川の道の駅でスタミナステーキ丼を食す。
頼んだあとに気づいたけど刻みにんにくがガッツリ乗っててやばい。

中川駅無人駅のため町中のスーパーで入場券を購入。
日付印を押したあとインクがにじまないように拭いてくれる心遣いが嬉しい。

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安牛駅。この駅のある幌延町は秘境駅を町おこしの材料としており、
ご当地入場券も幌延駅ではなく、この安牛駅のものとなる。
でも購入するのは幌延駅の窓口である。

この写真を撮った時点で午後2時30分。幌延駅の窓口営業時間は午後3時まで。
その次の豊富駅は午後5時、稚内駅は午後5時50分。
やべぇ急がないと!

無事幌延駅の営業時間に間に合い、お次は豊富駅。

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こちらは余裕だった。
駅の売店でアイスを購入して食べる。おいしい。

どの駅でもそうなのだが、特急が止まるところはそこそこ活気がある。
鉄道がまだ地域の足として機能しているということだろうが、
北海道の公共交通のあり方に結論が出ず宙ぶらりんのまま、
無駄に赤字を垂れ流し続けている現状は、非常にもったいなく感じる。


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稚内駅、ここも初めて訪れるな。

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りんぞうくん。

これにて入場券集めは終了だが、やはり幌延駅の午後3時までというのが厳しく、
あと少しでも寄り道していたら間に合わないようなスケジュールだった。
気軽にご当地入場券買って来よっか?なんて言わなきゃ良かった。

ここまではほぼ義務、ここからは遊び。

まずは宿泊地を決める。クッチャロ湖辺りがいいかな、でも時間が微妙。

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すっかり日が傾いた宗谷丘陵を抜けてオホーツク海側へ。

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猿払の道の駅横のキャンプ場が広大かつ人気もなく、いかにも良さそう。
ここをキャンプ地とする!

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入場券集めと並行して、こっそり道北のスタンプラリーにも参加していた。
音威子府、中川、稚内、猿払で四ヶ所目だ。

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夕暮れ、遠くで牛の鳴き声。

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キャンプ場すぐそばの温泉ホテルでフロ&メシ。
猿払に来たからには、もちろん特産のホタテ丼を食す。



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一夜明けて、快晴。

入場券集めという義務を果たして、あとは気楽に寄り道しつつ帰るだけだ。

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ヤマセミちゃん。
猿払川にかかる橋の上で一息ついてたときに出会った。

そういえば、この周辺にはライダーには有名なエサヌカ線があるはず。
いかにも聖地って感じで紹介されてしまうと、天邪鬼な自分としては、
かえって興味がなくなってしまうのだが、せっかくだから寄ってみる。

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確かに良いところ。ぜひ一度は来るべき。


北海道に数ある国道、道道、その他もろもろの道をひっくるめた中で、
ここ浜頓別町から音威子府に抜けるまでの国道275号線は、
もっとも好きな道のうちの一つ。

景色が変化に富み、交通量がさほど多くなく走りやすく、そして歴史が感じられる。

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道沿いには酪農地帯であったり、

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徐々にその姿を見せる敏音知岳であったり、

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旅館跡から望む、かつて林業で栄えた集落であったり。
ほんとに、いい道だぁ。

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廃校の校木を照らす秋の日差しはやわらか。

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天北線の遺構が見られるのも275号線のいいところ。
駅名標は復元されたもの)

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きのう入場券を買い求めた音威子府までぐるっと戻ってきた。
ちょうどお昼どきで蕎麦屋さんも営業していたので、名物の真っ黒いそばを食す。
お客さんも次々と。

途中、雨雲を気にしつつ275号線をひた走る。

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霧立亭がすいていたので本日二度目のそば。

結局札幌まで275号線をほぼ走破した。

今回、ひょんなことから出発したご当地入場券の旅。
やっぱりね、義務的にあちこち回るのはよくない。おまけ程度に考えておくべき。