のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

セローのドレンホールを舐める

昨日の朝のこと。

前のオイル交換から3000キロ近く走ってるから、
東北ツーリングへの出発前だし、今日は燃えるゴミの日だし、
丁度いいからオイル交換でもしとくべ~、
と思ってセローのアンダーカバーを外し、ドレンボルトを外し、
オイル処理ボックスにオイルを垂らして待つこと数分。

オイルも抜け切ったところで、ドレンボルトを締める。
ん、なんか感触がおかしい。

前にも経験したことのある嫌な感じ。

「キュッ」

と締まっていかない。
トルクのかかる箇所まで来ると

「ヌルッ」

どうやらネジを舐めたくさい。
ドレンボルトを外すと、ネジ山に削り屑がついている。
材質的に、雌ネジが削れたものであろう。


やっちまった。



再度、恐る恐るボルトを締めてみる。
やはり、どこまでもボルトは回る。回り続ける。
かろうじてボルトが脱落しない程度のトルクはかかるが、
試しにその状態でオイルを補充してみたところ、当然のごとく、
ポタポタとオイルが滴り落ちてくる。

これ以上、ボルトをいじっていても削り屑が増すだけ。
とりあえず善後策を考えよう、と自分に言って聞かせるが、
悪い考えばかりが浮かんでくる。

まず頭をよぎったのがツーリングの取りやめである。
これは恥ずかしい。職場でもかなりはしゃいで、
「東北行ってくるさ!」とか「喜多方ラーメンが楽しみ」とか言いまくり、
周囲から白い目で見られていたのだ。
整備不良で出発取りやめとなると、バカ丸出しである。

最悪、レンタカーや電車で巡る東北の旅という手もあるが、費用的にちょっとな。
急いで自転車を整備してチャリダーに変身しようかな。

いやいや、ポタポタ漏れる程度なら、
応急処置をして走ることも可能なんじゃないか。
バイクショップは水曜定休だ。出発は木曜の夕方。

うわぁ厳しい。

どうしようどうしよう。

開店と同時にバイクショップに電話。
事情を説明し、とりあえずバイクを見せてくださいと。


相談→ドレンボルトが舐めた。木曜昼までになんとかしてほしい。

最善策→ネジ山を修正する。

妥協案→漏れないよう応急処置をし、帰ってきてからきちんと修理する。

最終手段→クランクケース交換。うん万円コース。ツーリングには間に合わない。




祈る気持ちでバイクを預け、電話を待つこと数時間、結果、


ネジ山の修正に成功しました。


\(^o^)/ やったー!
ありがとうバイクショップさん!





過大トルクには気をつけよう

好事魔多し


良い教訓になりました。



…しかし、エンジンの構造はよく分からないが、
あのアルミっぽい削り屑は、可動部を循環したりしないのだろうか。

あまり考えないことにしよう。