のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

初夏の東北ツー 5/28 ラーメンに始まりラーメンに終わる

静かな喜多方の夜が明けて…。

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旅館の外観。雰囲気あるー。

んで、喜多方に泊まったのだから、朝からやることは決まっている。

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朝ラー。宿のすぐそばの、香福さんで。

うめぇ、うめぇよ…。朝からスープ完飲しちゃう。


さて、今日は疲労もちょっと溜まってきたということで、
のんびり会津若松方面を回ります。

会津若松と言えば、鶴ヶ城
また、会津若松には、珍しい御朱印帳を頒布している神社があるということで、
御朱印集めなどという柄ではないのだが、旅の記念にもなるし、
このさいだから立ち寄ることにする。

まずは県道21号、22号を経由して会津高田まで。

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田んぼの中をゆく快走路。(この砂利道は県道ではない)


会津高田で国道401号線に合流するのだが、
地図を見て勝手に描いた道民の国道のイメージとは、かなり乖離している。

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狭い。よね。

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道が狭くて喜ぶのは北海道民くらいであろう。


ほどなく目的の伊佐須美神社へ。
この地域ではもっとも格式の高い神社であるらしい。
旅の無事を祈ることにしよう。

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鳥居をくぐる。どこかで鶏の鳴き声がする。
かなり前に行った天理市石上神宮でも、鶏が放し飼いにされていたな。

ほいで鳥居をくぐって参道を進もうと思ったらお守りを売ってるおばさん、
いや、あえてババアと呼ぶ。ババアに声をかけられた。
「今日で最初のお客さんだよ」とかなんとか。
そしてここはパワースポットで有名だとか、このお守りは強運のお守りで、
一年目は玄関にかけて二年目はキーホルダーみたいに持って歩いて、
二年はご利益がもつ。二個一組で2000円だとかどうとか。
他にもあれこれ猛セールスしてきた。
それを嫌な気持ちを顔に出さぬようにして聞く僕。
並べてあったパンフを手に取って。
「まずはお参りしてきますわ…」とかなんとか言って、その場を離れた。


拝殿で旅の無事を祈ってから…。


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人気のない石段に腰掛け、しばし考え込む。

何あのババア。

お守りのセールス食らったのなんて、あっちこっち回ってきたけど、ここが初めて。
田舎者丸出しでノホホンと歩いてた僕が悪いとは言え、ここ神域だぜ。
門前町の土産物屋ってのなら分かる。

どうやらこの神社、本殿が何年か前に火事で焼失して、土台だけ残ってるんだな。
一口いくらだったか、再建のための、寄進のお願いの看板があったもの。
あのババアのセールスがそのせいなのか知らないけど、
なんぼありがたい神様でも、参拝する前にお守りを猛プッシュされたところで、
ご利益も失せるわ。

なんだか気分が萎えてしまって、御朱印帳も貰っていかないことにした。
ババアのいない裏参道を通って帰る。

頭上ではアオサギが子育ての真っ最中。
足元には清らか流れがあり、そこでスズメが遊ぶ姿を見て、
先程までのけったくそ悪い気分が洗い流された。


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皆様も参拝の際にはこちらの裏参道からがおすすめ。


さて、鶴ヶ城を見ていこう。

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バイクは駐車無料(太っ腹!)。
二の丸側から、本丸に入る。石垣がかなり立派。
会津城といえばやはり戊辰戦争か。


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城郭は鉄筋コンクリート製だけど仕方ないね。
中をざっくり見学してきました。


お次は、お城でもらったパンフに白虎隊自刃の地、とあったので、そちらへ。


土産物屋のおカアさんやおじさんに声をかけられるが、特段悪い気はしない。
なんとも昭和な感じの漂うスポットである。
階段をヒイコラ上っていく。


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この地で自刃したとうい白虎隊十九士の墓が立つ。
(あんまり詳しくないので…)

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自刃の地から鶴ヶ城方面を望む。

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帰り際、さざえ堂を見学。たしかブラタモリでやってたよな。
近くにいた団体観光客たちも、むしろこれを見るのがメインぽかった。
二重らせん構造で上りと下りで鉢合わせないような作りになっていると、
頭では分かってはいても…。

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下ってる途中で、なんか不安になってしまう。
板張りが隙間だらけに見えたけど、保存状態は大丈夫なのだろうか。


今日はいかにも観光地らしいところばかり回ってきた気がする。
時刻はお昼すぎ、雨もポツポツし出して、雷注意報も出たので、
喜多方まで戻って、温泉で汗を流すことにする。

道の駅、ふれあいパーク喜多の郷に併設の蔵の湯は、
湯船も休憩スペースも、広々ゆったりの、なかなかあずましい温泉だった。

休憩スペースでウトウトしているうちに雨雲もどこかに去ったようだ。
もったいないし、喜多方郊外をちょっと見物して回る。

地図を見ると喜多方郊外からも山側に旧国道として、米沢街道の名があるので、
辿ってみることにする。

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国道121号線は、峠へ向かって田んぼと集落の中を縫うように進む。
のどか。

途中で「杉山の土蔵」という看板を見つけそっちに左折した。

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なるほど、右を向いても左を向いても土蔵だらけの集落だ。

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あと何年、この景観が見られるだろうか…。

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旧国道を進むと廃校なんかもある。
少子高齢化、過疎化、という言葉が頭をよぎる。

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根小屋、という集落にあったお地蔵様。
明かりが灯されており地域の人が管理しているのだろう。
どこぞのお守りセールスにうるさい神社より、よっぽどありがたい気がした。

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道は集落を過ぎたあたりで通行止め。
これまで見てきたゲートからすると、かなり厳重だ。
脇を通り抜けた跡もあるし、突破も可能だが、やめておいた。

とにかく今回のツーリング、米沢街道には縁があるみたいだ。
機会があったら、じっくりじっくり回ってみたいな。


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もと来た道を戻る。
どこかで夕食のラーメンを食べていこう。

往路で赤レンガの蔵がどうこういう看板が見えたので、今度はそこに立ち寄る。
広いスペースがあったのでそこにバイクを停めたら、
近くにいたお姉さんから、「ラーメンですか?」と訊かれた。

「えっ?ラーメン?赤レンガがどうのって看板があったから寄ったんですけど。
ラーメンやってるんですか」
よく見るとラーメンののぼりが立っている。
「今日はもう、スープ切れで終わりなんですよ。」
「あちゃあ。いや蔵だけ見学していきます。」

往路で寄ってればまだラーメンにありつけたかもしれない。
痛恨の極み。
こうなると、どうしても食べたくなる。
また、次回に持ち越す楽しみが出来たね!

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一風変わった、赤レンガの蔵が立ち並ぶ集落。

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田んぼ。

あーラーメン食べたい食べたい。


昨日、宿で喜多方ラーメンマップを貰ったので、
市街地に着いて、候補のラーメン店に向かうと、スープ切れで本日終了。

宿に帰って女将さんと地元の人に、
いまの時間(午後5時)に開いてるラーメン屋でおすすめを聞いて、
そこに向かってみると、「臨時休業」。

市街地のラーメン店は「老麺会」という黒い目立つのぼりが立っていて、
喜多方ラーメンを出す目印になっている。

市街地をあてもなくさまよい、のぼりを目印にもう一店を訪れると、
「今日はお休みなの~」。

これで四店撃沈!
こうなると絶対に食べないと気がすまない。

さらに地図を頼りに市街地を回る。
やっとありつけたのは、喜多方ラーメンの発祥とされているお店。

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源来軒さんでチャーシューメンを食す。

うめぇ!!ばりうめぇ!!一生食えるわ!!


明日も朝ラーすることを誓って、おやすみなさい。