のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

9/29 空知の田園と赤平アートプロジェクト 2018

芦別スターライトホテルの朝食はかなり良かった。
朝から豚丼のお肉をその場で焼いてたのにはびっくり。

今日は赤平アートプロジェクトに立ち寄ることに。
ちょっと遠回りして向かう。


この二日前。
9月27日の夜に、南富良野の金山ダムにて、
道内を旅行中のライダーが、身投げをして亡くなったという。
僕はこの件で初めてその方を知ったのだが、
ツイッターを見る限りでは楽しそうな道内ツーリングの様子が実況されており、
とてもこれから自殺をするような感じには思えない。
とかく責められがちな自殺という手段だが、
よっぽど人生に絶望するようなことがあったのだろう。
最後に人生をめいっぱい楽しみ、自分の手で終える姿に、
少なからず憧憬を感じた。
自分でやる勇気はないし、まったくその気はないけれども。
まだまだ走っていない道がいくらでもあるしな。一生かかっても足りないよ。

これはその方とまったく接点がなかったから言えるのかもしれない。
ツーリング中に出会い、会話でも交わしていたら、また印象は違うだろう。

とにかく、そういうライダーがいたということは、
多くのライダーの記憶に残るだろうな。
金山ダムか…。


さて、ホテルを出発してからは、野花南芦別線をちょっと探索。

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高台への脇道の先にはお社が。

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芦別旭地区の旭神社であった。

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道路脇に上金剛山展望台、の看板を見つける。
ダートを2kmほど進むと頂上へ。

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芦別の市街地を一望できる。これは良いところだ。
天気も良いし、時間が許せば昼寝でもこきたいところだが…。

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周囲はかな~りのどか。


北海道でバイクというと、とかく富良野、美瑛のダイナミックな丘の風景や、
宗谷、十勝、根釧地方といった、だだっぴろい風景がクローズアップされがちだが、
山々に抱かれた空知ののどかな田園風景も、
それらに優るとも劣らない魅力を持ってると思う。
勝ち負けじゃあないけれども。

っていうかどこを走っても良いですわ。
極論を言えば走っててつまんねーのはほんとの市街地だけかな。
その市街地にしたって、発見はいくらでもあるし。


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山を下ったところにあった、小学校の体育館。
いまは倉庫として使われているようだ。

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向かいには、教員住宅かな。


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道は野花南に近づくにつれ、小さな峠道へ…。

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途中にあった倉庫。

野花南芦別線、なかなか良い道だった。
野花南から先、美瑛へ抜ける道道70号も、ぐねぐねしていて面白そうなのだが、
また今度の機会ということでね。


赤平アートプロジェクトの会場へと向かう。
住友赤平炭鉱跡の向かい、坑口浴場跡が舞台だ。

このイベントにはほぼ毎年訪れているが、何度来ても飽きさせない。
暗くじめじめしたかびくさい浴場跡で、
数々のあーと作品を見ながら、石炭で栄えた北の炭都の栄枯盛衰に思いをはせよう。

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一時間ほどかけて展示物をじっくり見たあと、
道路向かいにオープンしたばかりの炭鉱ガイダンス施設へ。

小ぶりな施設ながら、実際に坑内で使われていた道具類の展示が充実しており、
ことに巨大な歌志内の鳥瞰図、坑内図は一見の価値あり。
赤平、炭鉱関連のおみやげも売ってます。

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立坑の見学ツアー(有料)もあるのだが、
次のツアーまで一時間半あるし、こちらはいつでも訪れることができるので、
また今度ということで、赤平を後にした。


二泊三日のぶらぶらツーリング終了~。
今年はあと何回走れるかねぇ。