のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

10/19 紅葉 大雪 カレー 合鴨鍋

今年は春先に一度、忠類村ナウマン公園で一度キャンプしたっきりなので、
シーズン中にもう一回はキャンプしたいな…と思っていた。
ところが今週の朝晩の冷え込みは尋常でなかった。
富良野方面に行きたかったけれど、予報で氷点下とか、
十勝岳温泉では路面に積雪が見られたとかいうニュースが飛び込んでくる。
自分は寝るときはかなりの寒がりなのと、氷点下キャンプは未経験で、
どれだけ耐寒装備を持っていけばいいか見当もつかない。
それにキャンプの利点は朝すぐに走り出せるという点だが、
どうせ日が上りきるまでは寒くて寝袋の中から動き出せないだろうし。
うーんどうしよう。

キャンプと温泉とで揺れる気持ちで宿泊予約サイトを眺めているうちに、
「合鴨鍋」という魅力的な文言を見つけ、予約してしまった。

朝7時に札幌を出発。郊外の気温表示は3度である。寒い。
当別の畑には霜も降りている。
日が高くなるにつれて辺りは農地から立ち上るもやだらけに。

三笠に着いた頃には、日も上りきり、すっかり暖かくなっていた。
山々の紅葉は深まっていて、秋の日を浴びてひときわ輝いている。

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幾春別は何度も訪れているのだが、
立坑をこの角度から眺められる道路があるとは初めて気づいた。うかつだった。
道路の先にはかつての炭鉱集落があるはずで、少し覗いていこうとすると、
工事中で通行止め。残念。

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桂沢湖畔で一休み。
道道岩見沢三笠線は大規模な水道管工事で、片側交互通行が頻繁に現れる。
平日のため混雑はそれほどでもなかったのが幸い。
この道路、行楽シーズンは混むからねぇ。

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このあたりの林道はガードが固く、どこにも入り込めない…。

富良野島ノ下に抜けて、ちょっとヤブの中へ。

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ほんのちょっとの短い区間だけど、旧国道の速度標識とか眺めてご満悦。


根室本線の駅は廃止されたけども、国道の青看板にはいまだに「島ノ下駅」の表記。
そのうち青く塗りつぶされるのかな。


富良野盆地に入ると、どこからでも大雪山を仰ぎ見ることができる。
地元の方からすると見慣れた光景だろうけど…。

大雪山が一番よく見えるのは、やはり中富良野のスキー場からだべぇ。
ってことで、スキー場に向かう途中で「彩香の丘」という看板を見つけてUターン。

いわゆる観光農園というやつだが、シーズン外の平日ということもあり誰もいない。
場内には、いかにもインスタ映えを狙ったようなオブジェや、売店があったりする。
あとからカップルがやってきたが、花をバックに写真を撮るだけで去っていった。

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こちらは高台からのんびりと大雪山を堪能する。
秋だから空気が澄み渡って遠くまで見渡せるし、
雪をかぶった大雪山には神々しさすら感じるなぁ。
いや十勝岳だっけ?それも含めて全体で大雪山って言うんだっけ?わかんねぇ…。

ちょうど昼前となったので、場内のレストランで食事を。
客は自分だけ。

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カレー。なかなか手が込んでいる。
辛口でおいしい。野菜もシャキシャキ!
左の温泉玉子はお姉さんがサービスでつけてくれた。
「いくらもどうですか!」って言われたんだけど、
カレーには合わないので断っちゃった。
きのう網走でとれた、ぴちぴちのやつなんだって。

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日差しがやわらかいのでソフトクリームも。
これが今シーズンのソフトクリーム収めかな。
でも来週はちょっと暖かくなるっていうし、分からんな。

また来ようと思ったけども、シーズン中はもっと人でごった返していて、
あずましく景色を眺めてはいられないだろうなぁ。

そうこうしているうちに12時。
最近ツーリングをしていると、時間があっという間に過ぎると感じることが多い。
秋は日が短いので、あと3~4時間しか景色を楽しめないとなると、
時間に追われる気持ちがどんどん沸いてきてしまう。
夜間走行は極力したくないし。

とは言え気ままに進むことにしよう。
富良野はどこを走っても気持ちが良い。

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千望峠も、いつ来ても雄大で良い。
日差しがポカポカしていて、峠の駐車場のベンチで一眠り。

あんまり行ったことのない麓郷とか東山のほうへ行ってみるべ。

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小学校前のカボチャが可愛くて足を止めてしまった。
そうか世間ではハロウィーンか…。

途中の鳥沼公園は紅葉が美しかった。沼には鴨の姿が多数見られた。

布礼別、麓郷、老節布と巡って、東山へ。

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山部への国道沿いの川に掛かっていた橋脚を見てバイクを止める。
どうやら森林鉄道の跡らしい?
秋だからなんぼかヤブも漕ぎやすいな。

そうこうしてるうちに時間は午後3時、
富良野盆地は山の陰になって、あっという間に暗くなってしまう。
真っ直ぐに宿に向かおう。山に入ると一気に寒いし。

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温泉に浸かって合鴨鍋をプハー。
お湯は加温循環ろ過だからそれほどでもないけど、
他にぜんぜん人が泊まってないおかげで、
星を見ながら露天風呂を独り占めできたのが最高だった。

合鴨はランチでも食べれるようだから、
日帰りツーリングの途中で立ち寄るのもいいかもなぁ。


手軽だから、いつも楽天トラベルやじゃらんで宿の予約をするんだけど、
道内にはこれらに掲載されていない数多くの宿があるんだよね。
そしてその多くが、ここ10~20年で廃業してしまうと思う。
施設の老朽化、少子高齢化のダブルパンチ。
走り回れるうちにあちこち泊まって歩きたいが、なかなかそうもいかないんだよな。
キャンプもしたいし。


朝も朝で、カラ類のさえずりを聞きながらの露天風呂。
8時すぎに出発。
やっぱり富良野は0度前後まで冷え込んだみたい。

宿で手にとった小冊子で三笠の歴史を紹介しており、
その中でもいちばん気軽に見れそうな、博物館裏のサイクリングロードに行く。

やはり紅葉シーズンの土日、それも快晴ということもあり、
桂沢付近の交通量は、昨日の3倍はある。

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幾春別川にかかる橋のレリーフ

ここでは幾春別川沿いの森林鉄道跡を利用したサイクリングロードに、
野外博物館として、炭鉱施設と地層、化石などが看板つきで展示されている。

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立坑、巻き上げ機の存在感。

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坑口からはチョロチョロとタマゴくさい水が流れ出る。
真っ青の毒水。飲んだらどうなるんだろ…?

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坑口からはチョロチョロとタマゴくさい水が流れ出る。
真っ青の毒水。飲んだらどうなるんだろ…?

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落ち葉を踏みしめながら、地層や化石などの展示を見学する。

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手掘りの隧道。

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ああ~良いっすねえ。

じっくり見て回って一時間半ほど。おすすめです!

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あとはプラプラっと三笠郊外を走って回って、

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唐松駅に立ち寄った。
しばらくぶりに来たが、2017年のツーリングマップルの表紙を飾っていたとは知らなかった。
毎年買うようなもんじゃないからなぁ。
手元の北海道版は2013年で、そろそろ買い替えようかなと思っているけど、
2018年版の紙質がちょっと安っぽくて見送ったんだった。

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ミッキー人形がお出迎え。

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駅ノートにお絵かきして、今回のツーリングは終了。


…来週はキャンプできるだろうか?