のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

ROCKSHOX Reba TeamとFOX FLOAT RP23をオーバーホール

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2009年に組み上げた↑コレの前後サスを、
9年目にして初めてオーバーホール。

前サスがROCKSHOX Reba Team '09
後サスがFOX FLOAT RP23

ほぼ冬場の通勤でしか使わないものの、
去年あたりから、さすがに動きが悪くなってきた気がしていた。


メーカーのウェブページから対応するパッキン類を取り寄せる。
それぞれ2000円くらい、ROCKSHOXはゴムブッシュが別売りでそれも2500円。
AZの5WT、15WTのフォークオイルを200mlずつで2000円ほど。
全部含めて1万円ってところかな。

オーバーホールにあたって特別必要な工具は、
24mmのソケット、長めの棒(フォーク内を清掃するため)、
あとは千枚通しのような先の尖ったものと、使いやすい長さの塩ビパイプ、
スナップリングプライヤー。
これくらいかな。

ROCKSHOXは10年前のサスでも、
きちんとモデル別、年代別にマニュアルを用意してくれているから助かる。
サスごと、作業ごとの必要工具のチェックリストも付属している。
ありがたいことにyoutubeでも有志の作業風景を見ることができる。
マニュアルと動画を見て、失敗のないよう予習しておく。


まずは後サスから。

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エアを抜いて、本体から外す。

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ベルトレンチを使ってカパッと。

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新旧パッキン比較。
さほどの劣化は見られない…?

新しいパッキンに、付属のオイル(FLOAT FLUID)をなじませて、
ひとつずつ交換。

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ダンパーの反動を抑えながら締め込むのにけっこう力がいる。
塩ビパイプがあると超便利。


後サスのオーバーホールはあっさり終了した。
素人には無理だろうと怖気づいていたのが嘘のようだ。


お次は前サス。こっちは慣れない作業と、
サスの構造を理解していなかったために、かなりの時間がかかった。

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まずはアッパーチューブとロワーレッグを分離させる。
棒にクリーナーを含ませたウエスを巻き付けて、内部をフキフキする。
咬合部にまったく傷は見当たらない。

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ロワーレッグから外したゴムブッシュを見てみると、まぁ汚れている。
黄色いスポンジは本来ならこまめに清掃&注油してやらなきゃいけないそうだ。
これらも新品と交換する。

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新しいスポンジにあらかじめオイルを馴染ませておく。
新品の青いオイルが良い感じだ。

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Rebaは片方がエア、もう片方がオイルダンパーで、
オイルダンパーのほうを開けるときは気をつけないと大量にオイルが流れ出す。
それが分からずにだいぶ飛び散らせてしまった。
古いオイルは紙コップにキッチンペーパーを突っ込んで、
新聞紙でぐるぐる巻き、燃えるゴミにぽい。

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左がサスフォークの心臓部ともいえる。
ここはさすがに素人では触れない箇所だろう。

こちらもパッキンを一式交換し、規定のオイルを充填して、組み立て。


一度分解整備してしまうことでサスの構造がおおまかに理解できた。
パッキンの箇所もしっかり頭に入ったし、次回はマニュアルもいらないだろう。

何年も前に、ビアンキクロスバイクのサスペンションが経年劣化でスッポ抜け、
乗り手が怪我をして訴訟になった件があった。
あちらはサスの構造的欠陥ということで決着がついたが、
こうしてメンテナンスをしていれば、防げた事故だったかもしれない。

9年もノーメンテの自分が言えた義理ではないが、
日常使用で異常を全く感じておらず、あまりメンテの必要性を感じなかった。



折りも良く札幌はオーバーホールしたMTBで走り回るのにちょうどよい路面。
まだ細かい箇所のメンテは残っているけど、
週明けごろから通勤で使うことになりそう。