のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

5/30 函館方面ツーリング 糞に怯えたその訳は

恵山のつつじを見に道南へ。

道南方面は道東、道北に比べて利便性がいまいちのキャンプ場ばかりなので、
今回は温泉ホテルに連泊することにした。

国道をトロトロ進む。
ありがたいことに今年は晴れが多いような…。


と…今まで何度も通ったのにまったく気づかなかった箇所に廃校があった。


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国道脇にひっそりと佇む木造校舎…。

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廊下の箱には新幹線の地質調査がどうのこうの。

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色鮮やかなモザイク画が残る。
人が出入りしているから保つのかな。
体育館は崩れ落ちていたけど。

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使われていない教室は床が落ちていた。

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当時、練習したときのままかな。
板書が美しい。

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こちらも…。

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ノックする生徒も教師も、もういない。

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廃校を堪能したあとは、八雲の町営牧場の展望台を目指してみた。

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素晴らしく良い。
丘を渡る風、噴火湾と360度のパノラマ。
展望台に用意されていたノートを見る限り、訪れる人はさほどいない模様。

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アクセス路も、とっても開放感がある。

ただ、この付近では野田追トンネルの工事中であり、
トラックが頻繁に行き来している。

他の新幹線のルート付近も同様だが、山に伸びていく道道や林道なんかは、
しばらくはまともに走れなさそう。
走れたとしても、少なくともトラックにさいなまれながらの探索になる。
仕方ないといえば仕方ないけど、
のどかな農村の頭上に高架が伸びる光景は想像したくない…。



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森町の道の駅でちょっと一休み。
二階でおっちゃんがやってる食堂で昼食をとる。昭和な感じ。
ライスが駒ケ岳をかたどっているのが可愛い。ほたてフライもカリッとしてうまい。

森町からは、ぐるっと海岸線を進む。

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砂原の無人駅で観光地図を発見。右上に描かれた砂崎灯台が気になる。
いっつも砂原をサワラって読めなくてサハラって読んでしまうんだよな。


間歇泉公園にも立ち寄ったんだけど、なぜかジジババ…いや客で大混雑しており、
そっとその場を後にしたのだった…。
なんであんなに繁盛してんだろ?

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代わりといっては何だが、南茅部で国宝の土偶を見てきた。眼福眼福。

ここの道の駅のトイレがとにかく立派!
併設の博物館の展示も分かりやすく凝っており、
縄文人の生活をつぶさに知ることができる。

土偶のクッキーなんかも売ってたけど、
バイクだと振動で壊れそうなのでやめておいた…。


海岸線を進み恵山についたわけだけど、つつじはもうすっかり終わりかけ。
今年は5月の下旬に道内全域が高温になったから、見頃も早かったのかなあ。

これだけじゃ無念なので恵山でも上っていくか。

つーことで、賽の河原をてくてく進み登山道へ。

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ここから本格的な上りくさい。
足場もだんだん悪くなっていくぞ。

…まあ、頂上まで2キロ弱なら余裕だべや。


ひぃひぃ…はぁはぁ…。


坂道を必死で上っていったのだが…。

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は?さっきの地点から300メートルしか進んでないだと?
しかも風は強いし、時間はすでに3時半とかだし、やめとこ。
また次の機会ってことで…。

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前に恵山を訪れたのは4年ほど前だったが、
そのときはもっと道が狭かった気がする。
(写真奥ほどの狭さがもっと続いていたような)
バイク乗りとしては、こういう道は、あまり改良しないでほしい…。


夕方近くになり、あとは函館湯の川の宿へ向かうだけだが、
ここでちょっと寄り道。
道道970号蛾眉野原木線。戸井のキャンプ場の奥の道だ。

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開放されたゲートから、いきなり走りやすそうな砂利道。

…から数十メートル入ったところでいきなり動物のうんち発見。ビビる。


…さらに数百メートル行ったところでも、うんち。うんち。
気がついたら道からそれた獣道にも大量のうんち。数百メートルごとにうんち。
多いところだと数メートルおきにうんちがあった。

入ったことを若干後悔し、クラクションを鳴らしまくりながら進む。


…でもおかしい。ヒグマにしてはうんちが大量なんだ。

ヒグマってこんなに大量にうんちをするかなぁ?


…あ。

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これ、馬糞だわ…。

薄暗くて、すっかりヒグマのうんちだと思ってビビッてたけど、
近くで良く見たら、どれもこれも繊維質でパサパサ。

後で調べたんだけど、付近には野生馬の群れがいるらしい。
ビビッてクラクションを鳴らしまくってたのがバカみたい!

でもまぁほら、馬糞だからってヒグマがいないとは限らないし。
ラクションを鳴らしてたのはカーブでの用心のためもあるし。


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つーわけで無事に峠の向こう側に付いた。
林道自体は走りやすい砂利ダートだった。


本日のお宿、テトラ湯の川に到着。

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夕食は宇宙生物(貝類)多め。
館内は清潔、従業員のみなさんの愛想も良く、
あとはとにかくお風呂が最高に良かった。
こりゃ今後も函館方面に来たときの宿はここでいいな。


温泉で疲れを癒やしつつも、明日のルートを検討するが、
天気予報に暗雲が立ち込めるのだった…。


つづく