のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

5/28 道南亀田半島ツーリング

先月の初山別村キャンプ場で強風による寝不足によって体調不良を引き起こし、
その後の付き合いサイクリング(90km)ですっかり風邪を引いてしまったわたくし。

やっぱりまだキャンプには早いかな・・・ってことで、お宿を確保して道南の亀田半島へ、
亀田半島と言ってもなじみが薄いかもしれないが、要は函館の東側のことである。



5/28

∑(゚Д゚)ハッ! 寝坊した・・・。
目が覚めたのが午前9時半。いつもなら午前5時には家を出て、寄り道しまくって目的地に着くはずが・・・。

札幌から函館までの道のりは約250km、ひたすら移動してれば5時間もあれば足りるのだが、
僕は常に寄り道をしまくるのでその1.5倍は見ておかねばならない。急がないと日が暮れてしまう。
早々に準備をして、それでも家を出たのが10時半。まずい、まずいですぞ・・・。


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なんか眠くなったので豊浦の海浜公園で昼寝。

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カムイチャシ史跡公園からの内浦湾の眺め、なかなか乙なもんである。
こっちで昼寝をすればよかった。

何だかんだで宿に着くころにはすっかり日が傾いていた。
七飯町国道5号線はいつ通ってもいい道だ。
道の両脇の赤松の大木から木漏れ日がさす。
北海道の道の中でも、もっとも歴史を感じさせる道であると個人的に思う。

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函館本線仁山駅、なんとここの扉には錠前がついていない。
つまり深夜でも出入りできるということ。トイレもあるし、目の前は日帰り温泉
駅寝適地としてその筋に有名らしい。

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お宿はここ、仁山駅の目の前、ニヤマ温泉ホテル。
一泊二食つきで5550円である。安ッ!

たまたま付近の現場に入っているらしい工務店の方々が大勢宿泊中であった。
ランドリーも揃っているし、そういう用途としても需要が大きいのだろう。

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部屋もきれい。設備も冷蔵庫が共同である以外は問題ない。
朝夕の食事も満足のいくものだった。
市街地も比較的近いので素泊まりでも良い。温泉は夜中も入り放題である。
何より従業員の皆様の接客があたたかく、非常にあずましい(居心地がよい)。
自分のような一人旅には最適のお宿だと思った。



5/29

一夜明けて・・・。

初日を札幌-函館間の移動だけに費やしてしまったので、二日目はがっつり道南観光をして周ることにする。

まずは五稜郭でも観光を・・・と思ったが、駐車場が見つからず、五稜郭の周りをぐるぐる。
そのうババア&ジジイのクルマの急な飛び出しに立て続けに遭遇し、なんだか気持ちが萎えてしまった。
どうせ五稜郭のような観光名所は、いま見ても数十年後でも変わりあるまいと思い、函館市街地を後にする。

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海岸が近づくにつれて霧が濃くなってきた。

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途中にあった石倉稲荷神社、お賽銭を入れようと思ったが、どこにも賽銭箱が無い・・・。

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エゾリスが樹上で見送ってくれた。

ここからは亀田半島の海岸線沿いを、それとなく名所を巡りながら、
気になった箇所でバイクを止め、見物して回る。いつものスタイルである。


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戸井町の国道沿いに現れる戦時中の遺構のアーチ橋。

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と、すぐそばの汐首岬灯台
手前にコンクリートの土台と、谷側に向かって階段がある。何だろう。


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少し進んで国道から高台への避難用の階段を上ると、
戸井線の路盤跡が避難場所として整備されており、すぐ脇にトンネルがある。

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中は今にも崩れ落ちそうだ。というか、ほじくりたい。

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海岸線にはつきものの、旧国道278号線である。

ああ~たまんね~。

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柱状節理の断崖と、波打ち際の道、こんなとこ、昔の人はよく通ったもんだね。

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ここも旧道。

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さっきのとこでもいたけど、なんか物好きそうな親子っぽい二人組みが、
三脚立てて撮影してたので、そそくさーとその場を後にする。邪魔しちゃまずいから。
物好きな人っているもんだな。

ほどなくして、つつじ祭りが開催中の、恵山へ着く。
海沿いは霧が濃くて肌寒いが、内陸に入るとすぐに日が差して暑いくらいだった。
この日は全道どこもこんな天気だったらしく、内陸部では気温30度近くまで達したそうな。

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ああ、いいですねえ。つつじってこんな花だったのね。

ここで昼寝。
特技「割とどこでも寝られる」を発動!

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恵山の展望台からの眺め。すばらしい。

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おや?つつじの向こうに謎の観音像が・・・。


近づいてみよう。


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ほほぅ・・・。
荒れ果てた周囲とは裏腹に、観音様はひときわ輝いて見える。
これはバブルの時代の遺物だな。そうだな、恵山モンテローザのアレだな。

ちょっと覗いていこう。

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首の欠けた像の向こうに、リゾートホテルの廃墟が見える。

ここにあった黄金の釈迦涅槃像が、札幌は南区、石山の佛願寺にいまは安置されているのは、
札幌市民なら誰でも知るところである。



恵山を後にして、今度は椴法華(とどほっけ)村へと向かう。
ここはあの大泉洋が闘痔の旅と称して、波打ち際でその傷を癒したことで有名。

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椴法華の立派な漁港を横に見て、

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恵山の岬を通り過ぎると、

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そう、かの有名な水無海浜温泉があるんだな。

脱衣所もあって、生まれたままの姿で海に浸かりましょう!
とか看板に書いてあったりする。

ちょっと足だけでも・・・と思ったが、海水が混ざっていてぬるいのと、
湯上りでべたつきそうなので、やめておいた。

さて、椴法華の次は、亀田半島を北上し、鹿部へ。鹿部はこっちだ!


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ここはどこなんだ・・・。(迷った。)

迷ったあげく、とある廃墟についた。


良いものを見た・・・。
さあ、海岸沿いで冷えた体を暖めるべく、宿へ帰ろう。



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城岱スカイラインのパノラマ。

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市営牧場のべこの向こうに、輝く田んぼが見える。
ここは夜景のスポットでもあるという。


お宿で食事をいただいて、温泉にじっくり浸かろうと思ったら、
観音像のアートを背負った方が・・・。ひいっ。



5/30
二泊三日の予定なのでこの日は札幌に帰るつもりだった。
しかし、ここまで来て五稜郭も、函館山も、トラピスト修道院も、
その他もろもろの函館観光を一切しないというのは、なんとも勿体ない。
とっぷり函館観光をして、洞爺あたりでもう一泊しようか・・・とも考えたが、
5/30は土曜日、そう、世間は休日なのである。観光地の人出が増える。

特技「人ごみが嫌い」を発動!

さよなら!函館!また来るからね!


寄り道しつつ、札幌へ。


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森町の道沿いにあった石碑。
ほほう、旧街道の三軒茶屋跡とな。

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いつも立ち寄る長万部のふれあい公園で1時間ほど昼寝。
屋根はないが、いつもふかふかの芝生。
正午のサイレンで目を覚まさなければもっと寝ていたかも!

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豊浦から、いつもとは違うルートに入る。

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ああ~いい道じゃ~遠くに羊蹄山が見えるぞ~。

できれば、あの道、この道、全部の道を走りたい。
でも、それはかなわない。
ならば出先で出会った気になる箇所には、可能な限りずんずん進んでいきたい。
それにはセローちゃんが、この上なく頼もしい相棒になるんだな。



二泊三日道南ツー終わりっ!

知り合いには「五稜郭行かなかったの?ナニしに行ったの?」って言われたとさ。