のんびり自転車ダイエット in札幌 ver.2

yahooブログから引っ越しました

BRM613 札幌パノラマ300㎞

今回は、いつもと違ってフルボッコレポートではありません・・・?

膝に不安をかかえたまま暗澹たる気持ちで参加を決めた今回のパノラマ300、
天気も悪くなりそうな予感がプンプンしています。
防寒具もかねた上下雨具をきっちり準備して出かけました。

コースです。
http://aj-hokkaido.sakura.ne.jp/events.html
毛無峠稲穂峠倶知安峠、ニセコパノラマライン、中山峠、の峠づくし、
獲得標高3700mの何ともありがたいコース。

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明らかに、「降りますよ」って空模様です。

ま、つらかったら途中で輪行して帰ってくれば良いんで、気楽に気楽に・・・。
膝が痛いまま走っても、それはただの苦行で、そういうことはあまりしたくありません。
ツライばっかりはいやなんです。どこかでご褒美がないと無理なんです。
でも人体ってのは、あまりに辛いことばかりが起こると脳内物質が出て、
「幸せ~」な気分にしてくれちゃうんですよね。やべえなあ。

サイクルプラザのKさん、記号士さんが見送ってくれる中、朝6時スタート。

新川通りは追い風でしたが、ウォームアップをきちんとするために、抑え目で走ります。

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ん?雲行きが良くなってきました。
ごくたまに膝に「ビキッ」と痛みが、トルクをかけてる覚えはないのに、何でだろう・・・?
あんまりゆっくり走ってるので、眠気が襲ってきました。

張碓峠に差し掛かったところで早速パンク。
どうやら、穴ボコにうっかり突っ込んだときに切ってしまったらしい。
かなりやる気をなくして、「さっさと雨降らないかな~そうしたら帰れるのにな~」
なんて思いながら・・・。
やる気がないときは自分でどんどんハードルを下げてしまうんですね。
ほかの人は多分、雨が降ろうが体が痛もうが、自転車のどこかがイカれようが、
「完走するぞ!」っていう意気込みでいるのではないかと。

最初のPCではあおさんとはるさんが応援に来てくれていました。
パンク中の姿もすっかり見られていたらしい。うおおお

応援だけでなくて実走もね!

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来ちゃいました、最初の毛無峠
この峠は途中までは眺望も良くて素敵な峠なんですが、
頂上付近になると上ったり降りたり、少しうんざりします。

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いつもはスルーする、峠の下りの途中にあるとんでん牧場で、ソフトクリームホイホイに引っかかる・・・。

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赤井川、余市方面はいつ走ってもいいですねえ。つい眠くなっちゃいます。
平地を快調に飛ばして、トンネルがイヤ~ンな稲穂峠へ向かう途中で、

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やや強めにポツポツと降ってきました。ここで本降りになったら、倶知安で温泉に入って輪行だな。
ヤッター。


でもすぐ上がっちゃいました。  クソッ

倶知安PCではkiyatchiさんがお見送り。この後いろんなところで様子を見に来てくださいました。
ありがとうございます。

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倶知安からパノラマラインへ向かう道。
去年地獄を見た、あの五色温泉への上り・・・。

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やっぱりエグイです。つらいです。でも、去年ほど辛く感じないのは、やはり27t化が効いてるのかな?
それともすぐ前に見える前走者の背中のおかげかな?

ここからは、K父さん、hatenaさん、yamamotoさん、僕、の4人で走行です。

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五色の頂上は景気よくガスってました~。
パノラマラインもガスってました。
T字路で左に曲がっちゃおうか?と、今回珍しく弱音を見せる、K父さん。
当然僕もそれに同調します。でも、やっぱり右に進んで、パノラマラインを進むことになりました。

標高800mからのダウンヒルは爽快のひとこと!
岩内から札幌まで高速バスが出ているらしいですが、
もう、岩内(150km地点)まで来てしまえばあとは家に帰るだけですし、
幸い膝も調子が良いようですので、このまま行ってしまいます。

岩内から蘭越の海岸線まではトンネルが多くて、
人の後ろについて走っていると、暗さと楽さでつい意識が飛んでしまいます。
眠気をはらすためにちょこっとだけ列車を運行することにしました。

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海岸線から尻別川沿いの道路に出たとたん、強烈な向かい風!
去年はここが追い風で極楽コースでしたが、ここから喜茂別までずっと向かい風だと思うと・・・。
体力を削られてしまうのは避けなければ。

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少々ぎこちないローテーションを組んでお互い助け合いながら・・・。

蘭越のPCに到着~。
そして先日の道新に載っていた、

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蘭越 街の茶屋
にも到着!
http://machizukuri-rankoshi.com/

蘭越産のお米でオニギリやら釜飯を出すお店で、今年オープンしたてだそうです。
店内は木の香りもみずみずしく、きれいでした。
当初の予定ではオニギリだけ食べて、この先にあるらーめん館できちんとした補給を取る予定でしたが、
同行の皆さんがすでに「銀しゃり釜飯」を注文していたので、これは食うしかないでしょう。

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んめ~!!
白米がうめ~! おかずなしでもうまい。
漬物つまみながら、卵をぶっかけて食べて。味噌汁もうまい。
自転車に乗ってると、食事が3割増しでうまいですが、それを差し置いても良い感じだと思います。

ら~めん館は、今年も営業終了してました。
どうやらスープがなくなったら終わりみたいですね。
その前の時間帯までに到達できれば食えるかもしれません(´・ω・`)無理無理・・・。

白米パワーのおかげか、やたら快調です。
ここから真狩まではアップダウンがいくつかありますが、それほど苦にならないで進むことができました。
あとの懸案は、峠での雨ですが、ま~なんとかなるでしょう。

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羊蹄山と愛車!

真狩のPCに到達する直前で、先行する集団とすれ違いました。
もっと先に行ってると思ってましたが、案外すぐ前を走っていたのでした。
それとも、どこかに寄り道してグルメな気分を味わっていた?

すっかり日も暮れて、ここからは久々のナイトランキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
心拍もあがらないし、速度も出ないけど、楽し~!
中山峠もなんだか快調に上りきって、頂上についたらガスって何も見えません。
雨具上下とシューズカバー、そしてテムレスの手袋をはめて完全防備で下ります。
頂上からしばらくは視界は20m、せっかくの暖色LEDも霧の粒子に吸い込まれて路面まで光が届きません。
仕方ないので白線だけを頼りに、車道の真ん中をソロリソロリと下っていきました。
テムレスの手袋、優秀です。やっぱり防寒性も期待できるようです。
素材が薄くてしなやかなのでブレーキフィーリングにも影響しません。
なお、同行者四人中三人が同じ手袋装備でしたw

いつもは避けて通る定山渓トンネルも、この日ばかりはオアシスに見えました。
トンネルを抜けるともう気温もあがって霧も晴れ、気持ち良く下っていけました。

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温泉街までくればもう暖かいので、レインパンツを脱いで、シューズカバーも外して・・・。
ついでに手湯で温まろうと思ったのですが、お湯が熱すぎて使えん。
ひしゃくにすくっても冷まる気配なし。

あとは国道230号をひた走って14日午前0:03ゴーーーーール。
所要時間18時間3分、去年より一時間以上遅いですが、まあこんなものでしょう。

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ゴール後ほかの皆さんを待っていたら突然降り出してきました。
結局、300kmの行程で一度もまともに雨に降られることがなかったのは、
何人もいる晴れ男パワーなのか、日ごろの行いがよかったのか、
それとも40人も集まった変態さんたちの願いが通じたのか?
二つ目以外が有力ですね!

スタート時こそやる気が出なかったものの・・・
ゴール後は充実感と達成感と心地よい疲労感の残る、楽しいブルベでした。

帰りの道すがら、K父さんと静まり返った大通り脇を通っているとき、
やっぱりナイトランっていいな~、としみじみ思いました。
ぬれた路面にネオンが反射して実にきれいで・・・。

参加者・スタッフ・応援のみなさん、本当にお疲れ様でした!